2020年の人口自然減は56万人に確定
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新型コロナウイルスの感染蔓延で出産を控える人が増えたため、日本の「2020年の出産数は84万人台と過去最少」という報道がなされている。昨年の出生数の約86万5,000人から、約2万人の減少である。
昨年の死亡者数は約137万6,000人であり、人口は2018年から約51万人の自然減となっていた。ところが、今年の死亡者は手堅く見積もっても昨年から約3万人増の140万人に達する。そのため、今年の自然減は昨年から約5万人増え、約56万人に達すると予想される。
近い将来に、年間の人口減少が100万人に達する時代が必ずやってくるだろう。「国を愛する」保守主義を信奉する人々から、この問題に関して国の将来を憂える意見が聞こえてこないことが何とも不可解である。
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