2024年11月13日( 水 )

アビスパ、勝利の「無限列車」再始動! 水戸0-1福岡

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 サッカーJ2リーグのアビスパ福岡は4日、アウェーのケーズデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと第31節の試合を行った。

 前節ジュビロ磐田戦を落としたアビスパは無敗記録が15でストップ。水戸戦はGKセランテス、DFカルロスグティエレス、MF重廣卓也らフレッシュなメンバーを起用した。アビスパの長谷部茂利監督は昨季まで水戸の監督を務め、MF前寛之、GK村上昌謙、MF福満隆貴は昨年水戸でプレーしていた、いわば因縁の一戦だ。

 試合は前半開始早々に動く。5分、中央でボールをキープしてタメをつくったMF石津大介が、左サイドから上がってきたDF輪湖直樹にパス。輪湖が対角線に柔らかいクロスを上げると、右サイドから走りこんだMF増山朝陽のダイビングヘッドがドンピシャリ、まずはアビスパが先制した。

 しかし水戸も黙ってはいない。17分、DF外山凌のアーリークロスにFW中山仁斗がピンポイントで合わせるが、これはポスト直撃。こぼれ球を拾われたロングシュートは、GKセランテスががっちりと押さえ込んだ。 

 そのままゲームは後半へ。60分、福岡のコーナーキックから流れたボールをMF前寛之が捉えて強烈なミドルシュートを放つが、これは水戸GK牲川歩見が右手一本でセーブ。試合は一進一退を繰り返し、そのままタイムアップを迎えた。

 J2最多52得点を誇る水戸の攻撃陣を、J2最小22失点の福岡が見事にいなし切った一戦。いわば最強の盾が最強の矛を上回った試合だといえるだろう。

 次節はホーム・ベスト電器スタジアムに松本山雅を迎える一戦。天気さえよければサッカー観戦には最適な季節を迎えた今、「強いアビスパ」を応援しにベススタに足を運んでほしい。

【深水 央】

関連記事