山岸2発&上島弾でアビスパ快勝! 福岡3-1琉球
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サッカーJ2リーグのアビスパ福岡は11日、ホームのベスト電器スタジアムにFC琉球を迎えて第33節の試合を行った。
前節松本山雅戦から中2日で迎えたこの試合、アビスパの先発メンバーにはGK村上昌謙、DF湯澤聖人、DFカルロスグティエレス、MF重廣卓也、FW山岸祐也らが名を連ねた。ここまでチームを引っ張ってきたキャプテン、MF前寛之はベンチ外。
今シーズン最後のナイトゲームとなったこの試合、スタジアムの気温は13℃。観客も寒さ対策必須の気象条件であったが、アビスパイレブンは熱く燃えた。
まずはFW山岸。J2山形では今シーズンチームトップの得点を挙げ、アビスパでもゴールが期待されていたものの、ここまで無得点。やきもきしながら背番号11を見つめるサポーターも多かったが、前半31分、ついに歓喜の瞬間が訪れる。右サイドでボールを受けたDF湯澤が中央に上げたクロスボールを胸でトラップした山岸は、反転してボレー。シュートは琉球DFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。琉球DF陣はハンドをアピールするが認められず、山岸のアビスパ初ゴールとなった。
さらに後半73分、中盤で両チームの選手がボールを争うなか、こぼれたボールをFW遠野大弥が奪うと、山岸は一気にゴール前にダッシュ。遠野からのスルーパスを受けた山岸は、GKダニーカルバハルの股を抜く技ありのシュートで2点目を挙げた。試合後のインタビューで、「やっと(遠野)大弥が僕を見てくれた」と語ったように、トレーニングで培ってきた連携が実った瞬間だった。
試合はその後、コーナーキックからDF上島拓巳が技ありのヘディングシュートを決めて3点リード。アディショナルタイムに琉球MF田中恵太が角度のないところからシュートを決めて1点を返すが、3-1でアビスパの勝利となった。
この日、1位徳島と3位長崎も勝ったため、順位と勝ち点差は変わらずアビスパは2位で変動なし。自動昇格圏内をキープしているが、まったく油断のできない状況のままリーグ戦は終盤に入っていく。
残り試合はあと9試合。J1昇格、そしてJ2優勝を目指すアビスパ福岡を、力強く応援しよう。【深水 央】
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