2024年11月13日( 水 )

アビスパ福岡、5年ぶりJ1復帰決める

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”VAMOS アビスパ福岡 我らと いつも共に”
”VAMOS アビスパ福岡 我らと いつも共に”

 J2第40節、ホーム・ベスト電器スタジアム・京都サンガFC戦。
 アビスパ福岡公式アンバサダー豊永阿紀が独唱するチャントが、声を出せないアビスパサポーターの思いをいっぱいに乗せてベススタを満たしたときに、あるいはこの歓喜の結末は決まっていたのかもしれない。

アビスパ福岡は、J1への昇格を決めた。

 サッカーJ2リーグは16日、各地で第41節の試合を行った。
アビスパ福岡はアウェー・ニンジニアスタジアムで愛媛FCと対戦。FW山岸祐也、FW遠野大弥のゴールで2-0と勝利を収めた。首位徳島ヴォルティスは大宮アルディージャを1-0で下し、3位長崎は1-0と一度はリードしながらも、ヴァンフォーレ甲府に追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。

 この結果、第41節終了時点の勝ち点は徳島84、アビスパ福岡81、長崎77となり、最終節に福岡が敗れて長崎が勝利した場合でも長崎の勝ち点はアビスパ福岡を上回ることができないことが確定。これで、2020年シーズンJ2からJ1に昇格する2チームは、徳島ヴォルティスとアビスパ福岡に確定した。

 あの日、豊永は歌い続けた。HKT48というアイドルグループのメンバーに求められるものよりも明らかに長く、一試合一試合を勝つしかない選手たちがピッチに姿をあらわすまで、彼女は歌い続けた。
 それは僕たちアビスパサポーターすべての願いを乗せ、思いを乗せてピッチの上に届けた。そしてアビスパは成し遂げた。

 21年、アビスパ福岡は、日本サッカーの頂点であるJ1リーグで戦う。
 苦難の連続だった20年、これがアビスパ福岡の勝ち得た成果だ。

 僕たちアビスパサポーターは、アビスパ福岡とそこに関わるすべての人たちを誇りに思う。

【深水 央】

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