いつまで続く新型コロナウイルスの感染拡大
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【表1】を見ていただきたい。国内の新型コロナウイルスの感染者推移表である。
~この表から見えるもの~
◆1月4日(月)の国内感染者合計は前日比+3,325人の計24万8,534人。◆4日の感染者数1位は東京都であり、前日比+884人の6万3,474人。2020年12月31日は前日比+1,337人と、1日の新規感染者数としては過去最多を記録。今も感染拡大が続いており、東京都のシェアは25.76%と全国の1/4を占めている。
・2位は大阪府。前日比+286人の3万1,058人。シェアは12.60%。
・3位は神奈川県。前日比+412人の2万2,891人。シェアは9.29%と感染拡大が続いている。
・4位は愛知県。前日比+152人の1万7,260人。シェアは7.00%。
・5位は埼玉県。前日比+243人の1万5,177人。シェアは6.16%。
・6位は北海道。前日比+93人の1万3,778人。シェアは5.59%。感染者数は新年に入り100人を割る日が続いている。
・7位は千葉県。前日比+195の1万1,862人。シェアは4.81%。
・8位は兵庫県。前日比+118人の1万451人。シェアは4.24%。
・9位は福岡県。前日比+128人の9,477人。シェアは3.85%と増加傾向が続いている。
・10位は沖縄県。前日比+36人の5,487人。シェアは2.23%。
・11位は京都府。前日比+76人の5,154人。シェアは2.09%。11位の京都府までが5,000人を超えている。◆政府は新型コロナウイルス対策として、観光支援事業「Go To トラベル」を20年12月28日から今年1月11日まで、全国で一時停止。また1都3県の知事の要請を受けて東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県を対象とする「緊急事態宣言」の発令を7日に決定する方針を表明した。宣言は新型コロナ対策の特別措置法に基づく。宣言発令は昨年4月に続いて2回目。
◆政府は専門家などでつくるコロナ対策分科会を6日に開催。その意見を受けて具体的な措置を詰め、7日の「基本的対処方針諮等問委員会」の議論を経て、同日中に政府対策本部で正式決定する運び。感染リスクの高い飲食店などを対象として限定的に対策を講じる方針で、期間は1カ月程度を軸に調整することになりそうだ。
◆加藤勝信官房長官は今朝の記者会見で、緊急事態宣言について述べ、宣言の効力は「官報掲載の時点をもって発生する」と明らかにした。それを実施するため、政府・与党は18日召集予定の通常国会にコロナ対策の実効性を高めるための特措法改正案を提出し、2月上旬の成立を目指す予定。緊急事態宣言の発令が遅きに失したとの意見が多いなか、はたして新型コロナウイルスの感染拡大は収束に向かうことになるのだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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