【福岡県に緊急事態宣言】(9)コロナ非常事態宣言のなかで
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コロナ感染を舐めるな!!
1月6日に「コロナ陽性」と診断されて、7日にホテルに身柄を拘束された友人Aの話を紹介する。
(1)友人Aは、まず昨年12月28日にゴルフコンペに参加した。その後、プレーメンバー4人で中洲の和食の店で2時間の打ち上げを行った。翌日、メンバーの1人であるBから「どうもコロナに感染した」と報告を受けた。
(2)友人Aは、この日から濃厚接触者として自宅待機を始めた。「しかし、どうもおかしい。翌日にコロナが発病するわけはない。コロナ感染の発端は以前にあったのではないか」と疑念を抱いた。
(3)Bに問い詰めたところ、Bは「12月23日に集団で忘年会に参加した。そこで感染したのではないか」と心あたりを打ち明けた。その集団の忘年会の主催者は、ひどく重症になっており、Bの容態もかなり悪化しているという。プレーメンバーの残り2名とも連絡を取り合ったところ、2人とも「自宅待機をしている。体調には変化はない」との返事であった。友人A自身は、「とんでもない巻き添えになったものである」と地団太を踏んだ。
ついに発熱、味覚がない
(4)友人Aは、正月も自宅待機した。交流の深い人たちにも、新年の自宅への訪問を断った。正月3日間は体調には異常が見られず、「5日の検査は陰性であろう」と勝手に楽観視していた。ところがゴルフコンペに同席していた2人のうち、一方の家族から「熱が39度まで高くなった。非常に苦しそうである」との連絡があった。友人Aはようやく、「これは舐めてはいけない」と気を引き締めた。
(5)友人Aは5日、PCR検査を行った。6日に陽性の診断を下されて、7日にホテルの一室に軟禁された。友人Aは緊張も手伝って体温も38度に迫り、気分が悪くなった。どうも味覚を失ったようであった。残りの2人も同様にホテルに直行となり、うち1人はかなり容態が悪そうであったことが気掛かりであった。友人Aがもっとも懸念したのは、Bと連絡が取れないことである。「容態がかなり悪化しているのか!!」と懸念が高まってきた。
(6)病院への「幽閉」は完全に実行されている。医師と看護師が24時間常駐し、部屋の錠前は外部からしっかりロックされているため、外出はできない。友人Aも、その徹底ぶりには驚いた。友人Aも幽閉されて以降、2日おきに体温が38度まで上がることが繰り返しで、気分も重くなる。友人Aは「いつ解放されるか不明だ。感染して学んだことは、やはりコロナを舐めてはいかん」ということであるという。
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