2024年12月22日( 日 )

「理想の住まい」へ 飽くなき挑戦

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

(株)コーセーアールイー

地場業界のリーダー

グランフォーレ平尾四丁目レジデンス

 福岡都心部を中心に、長崎・熊本・鹿児島・大分の4県、広島・東京・神奈川・埼玉の各県に、自社ブランドの『グランフォーレ』シリーズの新築分譲・資産運用型マンションを供給する(株)コーセーアールイー。

 1992年8月の設立以来、地場総合不動産業として、快適な住まいづくりを通した地域活性化に貢献し続けている。2007年8月に福岡証券取引所に上場。JASDAQ、東京証券取引所市場第二部を経て、17年10月、東京証券取引所市場第一部に上場し、名実ともに地場業界を牽引する存在となっている。

 同社は設立以来、『グランフォーレ』シリーズを116棟・5673戸供給し(20年9月現在)、各地域のまちづくりへ貢献し続けている。

総合力の結集

グランフォーレ百道アクアフロント(外観正面)
グランフォーレ百道アクアフロント(外観正面)

 『グランフォーレ』シリーズの販売は順調で、ほとんどの物件は販売から短期間で完売する。同社の経営理念である「理想の住まいへ飽くなき挑戦」を全社で取り組んでいる証だ。直近では「グランフォーレ千早プレミア」(地上15階、252戸)など、香椎副都心土地区画整理事業のプロジェクトに参入している。香椎地区を含め、福岡都心部および周辺地域(博多駅・百道・大橋・平尾、春日市)など、今期までの3カ年で約1000戸の供給が実施されることとなる。加えて、東京都立川市と長崎市の『グランフォーレ』シリーズでは分譲申し込みが始まっている。分譲申し込み中物件の販売状況は、すべて順調に推移。物件によって若干の差異はあるものの、同社の『グランフォーレ』シリーズは遅くとも1年以内に完売する。同社に対する顧客満足度と信頼度の高さの証でもある。

 なぜ同社のマンションは好評を博すのか。理由は、高い品質と機能性とともに、新築分譲(居住型)は、「カスタムメイドシステム」でそれぞれの顧客の理想とする住空間を具現化していることにある。資産運用型は、福岡市内の好条件立地で時流を汲んだ意匠と設備を採用した物件となっている。そして何よりも、営業・設計企画・広告、そして経営管理が一丸となって、各プロジェクトをやり遂げる体制が同社にはある。まさに同社の総合力が結集して、現在の隆盛があるのだ。

グランフォーレ百道アクアフロント(バルコニー眺望)

地場企業との深い関わり

 同社プロジェクトの設計監理・施工は、ほとんどが地場企業と協業する。諸藤敏一代表は常々、事業を通したステークホルダーの「地場力」向上を掲げている。地場力とは、業界大手企業に依存することなく、地場企業の力を結集して事業を完遂することだ。諸藤代表の言葉を借りると「地場の企業が共存共栄できる仕組みを、我が社の事業を通して実践したい」─つまり同社は総合不動産業として、自社プロジェクトに関わる協力事業者が、適正な収益を得るために、より顧客満足度が高い優れたプロジェクトを提供することが役割と自負しているのだ。

 「諸藤代表は義理、そして信義をもっとも大切にして事業を推進します。つまり、利他の心を大切にされている。事業での収益は重要であるとともに、義理や信義を大切にする事業者と厚い関係を構築しています」と述べるのは、同社との関わりが深い地元の業界関係者。同社は事業を通じた「地場力」向上で、地域活性化を推進する。

より強い体質の企業をつくる

 同社は、福岡都心部のみならず九州一円の市場で「理想の住まい」の供給を目指している。新築マンション供給はもとより、不動産管理などストックビジネスにおいて、1万戸の管理を目標に掲げて邁進する。

 「福岡市都市圏および周辺地域は、現在も人口が増加し続けています。これは国内において希少なケースです。福岡の人口増加は今後も続くと予想されます。新型コロナウイルス拡大の影響で、将来の見通しは誰もわかりません。現在活況である新築分譲マンションの市況も未知数です。しかし前述した通り、福岡は人口増という地の利があります。つまり『住まい』への需要は一定数存在し続けます。我々は総合不動産業として、より事業の『裾野』を広げて、お客さまの快適な『住まい』を提供できるように全社一丸となって、挑戦し続けます」(諸藤代表)。

 同社は21年1月期から3カ年の新・中期経営計画を進行させている。新たな経営計画のスローガンとして、「堅確で誠実な経済活動の実践」「持続可能な企業成長」、そして「柔軟な収益体質への変革」を掲げる。加えて19年12月に発覚した子会社の不適切事案の反省から営業スタイルをゼロベースで見直し、原点である「顧客利益の重視」と「コンプライアンス優先」を従来以上に強固にする。数値計画は23年1月売上高105億円、当期純利益5億4,700万円、自己資本81億5,900万円を設定している。

 より強い体質の企業をつくり上げ、福岡、そして九州の総合不動産業№1となる。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:諸藤 敏一
所在地:福岡市中央区赤坂1-15-30
設 立:1992年8月
資本金:15億6,245万円
TEL:092-722-6677
URL:https://www.kose-re.jp


<プロフィール>
諸藤 敏一
(もろふじ としかず)
1955年6月、福岡市生まれ。九州共立大学経済学部卒業。大手マンション会社勤務後、(株)すまい取締役を経て、92年9月に(株)コーセー(現・(株)コーセーアールイー)を設立し、代表取締役に就任した。(一社)九州住宅産業協会の理事長も兼務し、2014年には『春の黄綬褒章』を受章。趣味はゴルフとマリンスポーツ。

関連記事