2024年12月24日( 火 )

【福岡県知事選2021(10)】立憲民主党福岡県本部さん、対抗馬を立てなさい!!(前)

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 助信良平氏が懐かしくなった。福岡県遠賀郡選出の県会議員であった。県会議員なのに、という表現は不適切であるが・・・。助信氏は、民主党福岡県連幹事長として県内の政治を牛耳っていた。当時(2009年)、福岡県には12名の国会議員がいた。この12名は、異能な辣腕政治家である助信県会議員に大なり小なり頭が上がらなかった。民主党公認を得るには、この助信氏の承諾がいるという神話が定着した。筆者は「助信幹事長に公認の裏金を払った。どうしようか」という相談を受けたこともある。お金には汚いが、腕力は大したもの。

 まず、当時の県議会では、自民党福岡県議団を仕切っていた蔵内勇夫県議に対抗して、民主党会派を後ろに引き連れてがっぷり四つの力勝負を互角に行ってきたので、県議会は良い意味で緊迫感をもっていた。さらに福岡市、北九州市の両市長選挙で民主党寄りの市長を誕生させた実績もある。

 しかし残念ながら、助信氏は酒に入り浸り家庭破綻を招いており、ある意味では「ふた昔前」の政治家であった。さすがに民主党福岡県連は、助信氏の幹事長の職を解いた。今では当時の県会議員も辞職して過去の人物になり、天に召されてしまった。ところが、ここに至って、助信氏の辣腕政治力を懐かしむ関係者らが現れてきた。現在の立憲民主党の存在感が皆無であるからだ。

(つづく)

▼助信良平氏に関する参考記事
地獄からの生還(13)~助信良平幹事長を地獄に落とすな!!(前)
地獄からの生還(14)~助信良平幹事長を地獄に落とすな(後)

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