コロナ対策をいかに巧妙に発信しても、政令都市・福岡市の市長としてではマスコミの取り扱いは小さい。やはり福岡県知事としての発信でないと大きく取り上げられることはない。高島市長は心中歯がゆく感じているところであろう。東京都知事としての小池百合子氏のコロナ対策関連の発言にはマスコミが飛びつく。露出は強烈だ。「俺ならば小池知事の10倍のインパクトをおよぼす力はある」と自負をもつのは当然のこと。
吉村洋文・大阪府知事、鈴木直道・北海道知事の両名ともコメントの発信能力がそれほど傑出しているわけではないが、取材によるストップライトを浴びている。それらを目にして「知事のポストに座ってみるか」という誘惑の念に駆られる気持ちは理解できる。まして小川洋知事のコロナに関する発信力は皆無であり、高島市長は心中では「何をやっているんだ!」という呆れ果てた思いを抱いているのではと推察される。
さて、これから福岡県知事選が本格化していく。高島市長が知事選に立候補するとなれば福岡市の2021年度予算編成という大事業をまだ確定させていないことがネックとして認識されているようだ。

麻生渉・前福岡県知事(前列左端)、高島宗一郎・福岡市長(前列左から2人目)、
武田良太・総務相(前列右から3人目)、野田国義・参院議員
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