シンガポールの資金調達支援会社などが福岡市に拠点設立~「国際金融機能誘致TEAM FUKUOKA」
福岡市は21日、シンガポールの資金調達支援会社CapBridge Financial Pte. Ltd.(シンガポール)およびフィンテック企業のダルマ・キャピタル(株)(東京都千代田区)が、福岡市に拠点を設立すると発表した。
CapBridgeはシンガポール金融管理局の認可を得て、資金調達を目指す未上場企業に対し、世界中の投資家とのマッチングを支援するプラットフォームを運営しているほか、シンガポール証券取引所(SGX)の出資を受け、韓国や東南アジアを中心にグローバルに事業を展開している。4~6月に福岡事務所を開設する予定。2月に福岡市での拠点設立を発表した香港の代替投資会社MCPホールディングス・リミテッドにつづく、2社目の外資誘致企業となる。
ダルマ・キャピタルは株取引をプログラムにより超高速で行う「高速取引行為者」で、金融庁に登録する高速取引行為者のなかで、日本に拠点を持つ唯一の企業。4月以降、福岡に拠点を設け、福岡証券取引所で高速取引を開始する予定。
国際金融機能の誘致を目指す福岡市は、福岡県、関連の経済団体らと連携して、昨年9月に「TEAM FUKUOKA」を設立し、「資産運用業」「フィンテック」「BCP」を重点分野として掲げ、外資系金融機関などを対象とした誘致活動を行っている。福岡市は今後も引き続き外資系金融機関などを対象とした誘致活動を行い、国際金融機能の集積を図っていくとしている。
【茅野 雅弘】
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