2024年12月27日( 金 )

【6/9~6/15】薩摩焼十五代沈壽官(韓国名誉総領事)の作品展 大丸福岡天神店

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 薩摩焼宗家である十五代沈壽官(ちんじゅかん、本名:大迫一輝、鹿児島県日置市)の作品の展示販売が9日から15日まで大丸福岡天神店で行われる。

十五代沈壽官
十五代沈壽官

 沈壽官は初代が1598年(慶長3年)に朝鮮から薩摩の地に渡来し、作陶を始めたことが起源。江戸時代には薩摩藩主・島津家の庇護の下で制作を続け、白薩摩は献上品として薩摩藩の発展に多大な影響を及ぼし、幕末から明治時代初頭には十二代沈壽官の作品がウィーン万博やパリ万博に出品された。十四代沈壽官は司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』に主人公として登場しており、また、駐鹿児島大韓民国名誉総領事にも任命されていた。

 現在の十五代沈壽官は、薩摩焼の新たな世界を切り開き日本陶芸界で活躍をするとともに、十四代沈壽官と同様に駐鹿児島大韓民国名誉総領事に任命されており、両国の親善の架け橋としての重責も担っている。

 今回の展示では時空を超えて今に息づく「沈家伝世の技」を紹介。格調高く精緻な技巧が施された透かし彫りの香爐や花瓶、茶盌など珠玉の新作60余点を展示・販売する。


<INFORMATION>
会期:6月9日〜6月15日 最終日は午後4時閉場(土・日除く)
会場:大丸福岡天神店 本館6階アートギャラリー
十五代沈壽官来場予定:6月11日

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