2024年12月22日( 日 )

大幅増益で「攻めの姿勢」へ 面積、戸数ともに九州トップクラス

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(株)コーセーアールイー

大幅な増収増益を達成 今期は供給も過去最多

 2022年1月期第1四半期(2~4月)、(株)コーセーアールイー(東証一部)は大幅な増収増益を達成した。

 大型案件の引き渡しが多かったこともあり、売上高は57億8,000万円(前年同期比171.9%増)、営業利益は7億5,800万円(同501.5%増)、経常利益は7億9,900万円(同425.0%増)、当期純利益は5億4,900万円(同556.2%増)を計上。前期(21年1月期)の営業利益が7億5,400万円、経常利益が8億3,900万円、当期純利益が5億8,000万円だったことを考えると、第1四半期だけで前期1年分を超える利益を計上したことになる。大幅増益により、純資産は80億5,800万円を計上。100億円の大台もみえてきた。

 同社の好調ぶりは、供給戸数からもうかがえる。今期の期初時点で着工済み戸数は713戸、期中には新たに456戸の着工予定があり、合計すると期中に1,169戸を供給することになる。年間ベースで見ると過去最高の供給戸数になるという。諸藤敏一代表は、「これは福岡都市圏№1の数字です」と胸を張る。

「供給占有面積」は九州トップクラス

 20年の「全国分譲マンション 売主・事業主別供給占有面積ランキング」(※)では、1位が野村不動産で供給面積は27万4,276m2、2位がプレサンスコーポレーションで同24万692m2、3位以下は住友不動産、三井不動産レジデンシャル、あなぶき興産と続く。

 コーセーアールイーの期首(2月1日付)における供給面積は2万4,258.94m2、そして今期着工予定の1万8,695.99m2を合わせると、4万2,954.93m2となる。これを同ランキングに当てはめてみると27位。九州トップはJR九州の24位(4万6,878.1m2)だったが、同社はその次に位置することになる。

 諸藤代表は「コロナの影響から、これまではディフェンス重視の姿勢だったと言っても差し支えないと思います。しかし、これからはオフェンス重視の姿勢を貫いていくつもりです」と意気込む。

※2018年から、(株)不動産経済研究所が発表している全国の新築分譲マンション(投資用なども含む)を対象にした売主・事業主別の供給規模ランキング。

<COMPANY INFORMATION>
代 表:諸藤 敏一
所在地:福岡市中央区赤坂1-15-30
設 立:1992年8月
資本金:15億6,245万円
URL:https://www.kose-re.jp/

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