【菅独裁政権に学ぶ(1)】近々未来を検証
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1カ月後には血にまみれることを予想できず
まず、菅首相は二股をかける、または多元的な思考をすることがまるで不能、考えることができない。「ここは東京オリンピックをいかなる手段を選んででも敢行して成功させることによってのみ俺の政権を2期目へと維持することは可能である」と信じこんでいるのだ。もっとも、これは菅氏の妄想なのであるが・・・。
国民をごまかし、愚弄し、果ては強権発動をして東京オリンピック開催に漕ぎつけた菅氏。しかし、彼の頭には「コロナ蔓延に対して国民の安全・安心を守るという使命感はまるでゼロ、自身と政権の保身しか眼中にない」ことが国民の半数にはようやくわかってきたのである。
ここで「菅独裁政権に学ぶ」シリーズ(1)と題して「近々未来の検証」と書いたが、わずか1カ月先の見立てである。つまり「8月のお盆の光景を想像してみては?菅さん!」と注意を喚起しているのだ。この人の脳裏には「東京オリンピックの最終段階、または閉会式において日本人全体が興奮のるつぼにあるなかで、『ああ!オリンピックに感動した!』」と国民が陶酔している光景しかないのである。菅氏のオリンピックの原点は1964年10月の東京オリンピックである。菅氏16歳のときだ。「オリンピック万歳!万歳!」と国民が熱狂する声が全国に轟いた。このことしか記憶に残っていない。1カ月後には国民から罵倒されことを理解していないのである。
自民党崩壊も覚悟の上か?
何しろ専門家の助言をまともに研究していなさそうなのだ。その理由については(1)反知識主義(2)理解不能な知識水準(3)自身の統括能力を過信した自己陶酔型、の3点に絞られてくる。となると明白であろう。お盆前後にコロナ新規感染者数は全国で1日1万人を超え、東京では3,000人を超えるであろう。福岡県でも1,000人を超える日が3日以上続く勢いとなるだろう。コロナ変異株には強い感染力があり、結果、死者数が急増する。最悪、1日1,000人に迫る数になるかもしれない。そして政府は「お盆にお墓まいりのために帰省するのは自粛してください」と規制を呼びかける。すると国民のストレスは高まり爆発寸前となるだろう。
そのときにはオリンピックの選手においてもコロナ感染が顕著になっているだろう。種目によって競技中止となる事態さえも予測される。次にボランテイアからも感染者が続出する。そして行きつくところはオリンピック関係者(スポンサー関係者)たちが観光のため京都・大阪で遊びまわることにより、あちこちにコロナをばらまいて回ることによる感染爆発だ。このような情報が拡散した時点で、温厚な国民たちもさすがに不満を爆発させる。「菅首相!貴方は自己満足の為に東京オリンピックを開催し、国民を殺すのか!」となるのである。
こうなると、菅氏自身が血にまみれる(政権が倒れる)可能性が高まってくる。その頃までには内閣支持率は20%割れにまで落ち込んでいるであろう。その危険水域にまで到達したら自民党内からも倒閣をめぐる闘争が生じるであろう。もっとも、菅氏は腹のなかでは「自民党をぶっ潰せ!」と考えており、その結果に満足するのかもしれない(この点についてはシリーズ4で解説する)。
次号では東北人独特の思考傾向について触れる。
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