中国経済新聞に学ぶ~中国大陸部の若い女性「結婚前に家を買うべき」が6割以上(後)
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「家族からの支援がある」と答えたのは64%
同報告によると、独身の若者の5割強が、「男女とも結婚前に自分の住宅を購入すべき」との見方を示した。独身の若い女性の恋愛観・結婚観や不動産購入の見方はより独立した自主的なもので、「男女とも結婚前に自分の住宅を購入すべき」が6割を超えた。これと明らかに対照的なのは、独身の若い男性の6割以上が「男性が結婚前に自分の住宅をより購入すべき」との見方を示したことだ。
「独身からの脱出」は、独身の若者の住宅購入意欲に影響を与える要因の1つだ。同報告によると、独身の若者の7割以上が「独身から脱出したいため住宅購入意欲が高まった」とし、「独身から脱出した後で自分の住宅を購入したい」は35%、「パートナーと共同で住宅を購入したい」は35%だった。
独身の若い女性では、77%が「パートナーと一緒に頭金を払いたい」とした。住宅を購入するのに自分の貯金や家族からの支援がある人の割合も男性より高く、76%が「住宅購入資金として自分の貯金がある」と答え、男性を6ポイント上回った。また「家族からの支援がある」と答えたのは64%で、男性を8ポイント上回った。
リビングルームと主寝室をより重視
不動産情報サイトの「58同城」「安居客」が5日に発表した「2021年女性不動産購入報告」によると、8割以上の調査対象女性が5年以内の住宅購入を計画しており、女性の住宅購入者は住宅を選ぶ際に、主寝室とリビングルームをより注目している。
報告書によると、一線および新一線都市の20歳以上の女性に対して行った調査の結果、これまでの年と比べ、女性の不動産購入意向は年々強くなっている。82%の女性が5年以内の不動産購入を計画しており、そのうち今年中に住宅購入を考えている女性は14%を占め、4割近くの女性が2年以内の住宅購入を考えていた。
住宅購入資金については、これまでの「両親が頭金を出し、子どもが住宅ローンを返済する」という若者の住宅購入の通常パターンとは異なり、今は2割近くの女性が自己資金で住宅を購入しようとしており、半数の女性が「結婚相手と共同で住宅購入資金を出したい」とし、約3割の女性が「両親に資金の一部を援助してほしい」と回答した。
6割近くの「90後」女性、結婚後に義理の両親と同居しても構わない
同時に、女性は住宅購入の際、単純な居住機能だけでは満足しなくなり、品質と居住の改善をより追求するようになった。
たとえば、物件を選ぶ際、間取りや物件の質で選ぶという女性の割合が1位と2位を占め、価格、環境・地域、アクセス、デベロッパーのブランドで選ぶ割合も40%を超えた。
物件内部の空間では、主寝室とリビングルームが女性の住宅購入者からより注目されており、その割合はいずれも70%以上だった。バスルームとキッチンで選ぶという女性の割合も50%を超えた。
このほか、時代の変遷にともない、90後(1990年代生まれ)の女性はより寛容な態度を示し始め、義理の両親との同居が新たな居住スタイルになってきている。6割近くの90後の女性が、結婚後に義理の両親と同居しても構わないとした。
(了)
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