肥後銀行、10月1日に九州地銀初の副業制度を導入
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九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の肥後銀行は10月1日、副業先と雇用契約を結ばない「個人事業主型」の副業制度を導入する。
銀行員の副業容認は2019年10月のみずほFGを皮切りに、今年4月以降に千葉興業銀行(千葉市)や南都銀行(奈良市)といった地方銀行に拡大しているが、九州の地銀では初めてという。
九州FGは第3次中期経営計画(21~23年度)の基本戦略「人づくりとエンゲージメント向上」の一環で、中計期間内の副業制度導入を打ち出していた。同社傘下の鹿児島銀行(鹿児島市)も副業解禁を前向きに検討中。
対象は入行4年目以降の全行員。本業の銀行業務と利益相反しない事業をはじめ、深夜業務、危険業務などを除き、事前に人事部に申請し許可を得ることが条件。休日や平日の終業後といった本業に支障を来さない時間帯に個人事業主として働く。
想定される副業は、資格や技術を生かした通訳、翻訳、観光ガイド、スポーツインストラクターなど。行員がさまざまな経験にチャレンジできる機会を設けて、新たなイノベーションの創出に繋げる狙いがある。
【南里 秀之】
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