「誠実・謙虚・行動」をモットーに 生活者の日々の安心・安全を支える
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九信電設(株)
基本業務を徹底して実践すること それ自体が我が社のSDGs
「私どもの仕事は福岡県警察などから直接ご依頼を受け、その指示に忠実に従うこと。自らSDGsを率先して行う立場にはありません」。あくまで謙虚なこの言葉の主は、2019年に九信電設(株)の代表取締役に就任した黒木善崇氏。今後の活躍がますます期待される、同社の若き新トップだ。
同社は信号機工事や事故信号機復旧工事を中心に、公共建築付帯電気工事、次世代照明事業などを手がける、いわゆる公共事業関連企業である。工事現場における環境保全はもちろん、工事に携わる者たちの健康・安全確保など、SDGsの理念に合致する種々の取り組みは同社にとっては当たり前、日々の業務の中で徹底的に行っている。
「強いて言わせていただくなら、つくる責任、つかう責任という点がSDGsに最も深く関係しているかもしれません」という黒木氏。実際、工事施工の際は、資器材の無駄を省き施工ロスを削減することを常に心がけてきた。現場で発生する残土や一般廃棄物・産業廃棄物も、法に基づき適切に処理する。こうした「基本」を長年積み重ねてきたことそれ自体、SDGsの理念の実践と言わずしてなんと言おう。
独自の取り組みとしては、エコケーブルなどの資材を積極的に活用し、環境への負荷の低減に努めているという。福岡電気工事業(協)などの外部団体にも属し、他企業・団体との情報共有や情報発信も積極的に行い、業界全体の発展継続に尽力することで、パートナーシップの実践も怠らない。
再認識したのは多くの人々の安全・安心を支えているという誇り
九信電設の社訓にはこうある。「誠実・謙虚・行動」。任せられた仕事に1つひとつ、誠心誠意取り組むことで培ってきた信頼こそが、同社の財産なのである。改めてSDGsの理念に照らし合わせてみれば、公の仕事に携わる企業ならではの、真摯な姿勢が浮き彫りになってくる。
黒木氏の人柄は、そんな同社のトップにふさわしく、生真面目で暖かみにあふれている。今回の取材を前に、一家4人でSDGsを議論したというから脱帽だ。妻、大学生の長女そして中学生の長男と意見を交わす中、自身が社会に対して持っている感覚と若い世代のそれとの相違を痛感したという氏。だが、それを今後の歩みを模索していくうえでの刺激ととらえ、事業を通じて多くの人々の安全・安心を支えているという誇りを再認識したという氏だからこそ、これからも安心して公共事業を委ねられる。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:黒木 善崇
所在地:福岡市東区千早1-35-11
設 立:1980年7月
資本金:2,000万円
TEL:092-671-5025
URL:http://www.kyushin.com
<プロフィール>
黒木 善崇(くろき よしたか)
1971年3月、福岡市出身。東福岡高等学校、西南学院大学を卒業後、北九州コカ・コーラボトリング(株)(現・コカ・コーラボトラーズジャパン(株))に入社。96年4月に九信電設(株)に入社し、2019年1月に代表取締役社長に就任した。関連キーワード
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