2024年07月17日( 水 )

中国経済新聞に学ぶ~東芝、ミニストップが中国事業を縮小

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東芝、大連の製造拠点を閉鎖

大連市 イメージ 東芝は9月9日、中国・大連市にある産業用モーターなどの製造拠点を9月末で閉鎖することを明らかにした。経営再建の過程で事業整理を進めた結果、生産が落ち込んだためで、現地法人の「東芝大連公司」は10月以降に解散・清算の手続きに入るという。

 同拠点は東芝グループとして初めての中国の製造拠点だった。産業用モーターや放送用送信機などの製造拠点で、従業員数は約650人。ベトナムや日本国内での生産に切り替える。大連など中国国内には鉄道用部品やエレベーターの製造拠点があり、稼働を継続する。

 東芝は1991年にモーターなどを製造する拠点として設立し、液晶テレビや医療機器なども製造してきたが、LCDTVと医療機器事業再建の過程で、事業調整が促進され、生産製品のカテゴリーは減少し続けた。ピークの2010年ごろには従業員数は約2,400人に上ったという。

 東芝は経営再建の一環で、拠点の再編を進めている。20年9月にはテレビ生産の主力拠点だった深谷事業所(埼玉県深谷市)を閉鎖すると発表。同事業所は21年9月末で閉鎖する予定だ。1965年に日本初のカラーテレビ工場として稼働を始めたが、12年に生産を終えて国内生産から撤退していた。

ミニストップ、青島の子会社を解散

 イオン傘下のミニストップは9月6日、中国事業を手がける現地子会社、青島ミニストップを解散すると発表した。10月15日に店舗の営業を終了し、関連の手続きが完了次第、清算となる。

 青島ミニストップは09年に同じグループの青島イオンとの共同出資で設立されたが、現地の競争激化で収益が悪化していた。一方、遼寧省での現地企業とのエリアフランチャイズ契約は継続する。


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