【太宰府市長選】楠田大蔵市長が二期目に向けて出馬表明
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太宰府市長・楠田大蔵氏は13日、2期目の市政運営に向けて、次期太宰府市長選への出馬を表明した。同氏は太宰府市を含む福岡5区に地盤をもつ元衆議院議員で、2018年1月28日投開票の太宰府市長選挙で初当選をはたし、太宰府市長に就任した。
楠田市長は1期目の実績として、前市長の失職にともなう太宰府市政の混乱収束、令和発祥の都としての取り組みやコロナ対応に加え、市税とふるさと納税で約6億円の歳入増をはたしたことを報告。
また、2期目にむけて今任期中に策定した太宰府市の総合戦略の進捗を掲げ、メリハリをつけた商業地域の開発、中学校給食の導入、行財政改革といった課題を解決することで、持続可能な太宰府市を実現したいとし、4つの構想と戦略を改めて確認した。
太宰府天満宮、九州国立博物館という観光名所、大宰府跡、水城跡などの史跡を誇る太宰府市は、福岡都市圏南部に位置し、ベッドタウンとしても発展を遂げており、住みたいまちとしての評価も高い。
次期市長選には、前太宰府市長・芦刈茂氏も出馬を表明。一時は副市長と教育長が不在という異常事態に陥っていた太宰府市政だが、正常化させた楠田市長にとっては1期目の総決算となる。「令和」の追い風に恵まれた新生太宰府市政が歩みを進めるのか否か。市民の選択に注目したい。
【児玉 崇】
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