MICE施設「出島メッセ長崎」がオープン、23年G7「関係閣僚会合」誘致を表明
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2022年秋の西九州新幹線武雄温泉~長崎間の開業を前に、長崎市のJR長崎駅西口でMICE施設「出島メッセ長崎」と隣接する米国系ホテル「ヒルトン長崎」が1日オープンし、長崎市は福岡市・県・九州経済団体連合会(九経連)が招致を目指す23年のG7サミット(主要国先進会議)に付随する関係閣僚会合の誘致を表明した。
「出島メッセ長崎」は地下1階・地上4階建て(延床面積3万3,500m2)。メインのコンベンションホールは4,600人収容できる。大中小24の会議室もあり、イベント規模に合わせて使える。市が216億円を投じて19年8月から建設を進めていた。九電工を代表者に戸田建設や上滝(長崎市)など9社でつくる特定目的会社(SPC)「さがさきMICE」が経営する。
「ヒルトン長崎」は北側に隣接し、地上11階建て(延床面積2万300m2)。客室は200室。2階の連絡通路で「出島メッセ長崎」と結ぶ。陸上運送や石油海上輸送などを手がける松藤グループ(長崎市)のフランチャイズホテル。
23年のG7サミットについては外務省が10月1日、開催地の公募を始めた。福岡市・県は10月11日、九経連を含めた3者で福岡市誘致を表明。外務省に意向を伝え、12月中に提出する計画書案の詰めを急ぐ。
一方、長崎市は田上富久市長が10月28日の定例記者会見で、「出島メッセ長崎」開業に絡めて「G7サミットの関係閣僚会合など関連会議はぜひ手を挙げていきたい」と招致に意欲をみせた。
同市観光交流推進室は「長崎県と一緒に外務省の開催会場選定要件を整理している。要件を満たせば、福岡市・県とは別に長崎市・県として12月に計画書案を外務省に提出するつもりだ」と話している。同サミットについては名古屋市も誘致を表明している。
【南里 秀之】
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