子どもたちの健全な心を育み 人々の健康づくりに貢献する
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リーフラス(株) 代表取締役社長
伊藤 清隆 氏スポーツスクールの存在感を示しコロナ禍前を上回る会員数に
「スポーツを変え、デザインする。」このキャッチフレーズそのままに事業を拡大し、躍進を続けているのがリーフラス(株)だ。現在、全国34の都道府県でサッカー、野球、バスケットなどのスポーツスクールを展開するほか、小中学校の部活動指導を18自治体で受託。さらに発達障がいの子どもたちを対象にしたサッカー療育による放課後等デイサービスを展開するなど、スポーツを通した教育現場のあらゆる場面で同社の存在感が高まっている。
スポーツを電気やガス、水道のように社会のインフラの1つにしたい。そう語るのは代表取締役社長である伊藤清隆氏。
もちろん、コロナ禍が大打撃だったことはいうまでもない。スポーツスクールはどこも休止になり、会員数は一時6,000人の減になったという。「施設がまったく使えない時期も特別授業をやりました。少人数を相手に近所の空地を使い無償で行う授業です。オンラインも活用しました」(伊藤氏)。しかし、これが保護者の強い支持につながる。子どもを家に閉じ込めておくことはよくない。そう実感されたことの表れか、現在ではコロナ禍以前を上回る約5万人(2021年10月)を超えるまでに会員数は膨らんでいるそうだ。
スポーツを空気のような存在にできれば社会のさまざまな問題も解決できる
すべての人たちに健康、そしてあらゆる不平等をなくそう。この理想を最もストレートに実現するのがスポーツだ。同社には、東京2020パラリンピックで活躍したゴールボールの田口侑治選手をはじめとした3名のパラリンピアンが在籍する。彼らの役割は依頼のあった小中学校へ赴き特別授業を行うことだ。困難を乗り越えスポーツの世界で夢をつかんだそれぞれの経験を、自らの言葉で語っていく。生徒の心にしみる授業は、一生彼らの記憶に残るだけでなく、言葉を超えたSDGsの理念を肌で感じとることになる。
自身も『百パーセント正社員主義』を著した伊藤氏だが、コロナ禍ではあらゆる書物を読み漁り、専門家と情報交換をすることで対策を模索したという。そうして得た結論は、スポーツがやはり社会のインフラだということの確信だったのではないだろうか。「スポーツは子どもたちの健全な心を育み、あらゆる人たちの健康づくりに貢献するためのもの。スポーツを空気のような存在にできれば、社会のさまざまな問題も解決できる」。そう語る伊藤氏の表情は自信に満ち溢れていた。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:伊藤 清隆
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3
設 立:2001年8月
資本金:1億2,500万円(資本準備金含む)
TEL:03-6451-1341
URL:https://leifras.co.jp
<プロフィール>
伊藤 清隆(いとう きよたか)
1963年11月21日生まれ。愛知県日進市出身。琉球大学教育学部卒業。教育関連企業の九州支社長を経て、2001年8月にリーフラス(株)を設立。スポーツ根性主義を排除し「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」指導の重要性を提唱する。趣味は大学時代から続ける空手道。今も週に一度のペースで道場に通っている。法人名
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