2024年12月22日( 日 )

イトキュー、小型バスを運行中 糸島観光の課題解決へ

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ホップオンバス運行中

【ITOSHIMA HOP ON BUS】
運行期間:1月14日~2月14日
乗車証料金:1日1,000円(税込、モニター価格)
※乗車証を提示すれば別便に乗り換え可能。
予約・支払いは専用HP「ITOSHIMA HOP ON BUS」から。

 糸島を拠点に花卉(かき)運送から観光バス、物流センター事業まで幅広く手がける(株)イトキューは1月14日、観光客向けに小型バス「ITOSHIMA HOP ON BUS(ホップオンバス)」の運行を開始した。

 新たなコンシェルジュ付きツアー商品の試行運用と連動した取り組みで、イトキューは14人乗りの小型バスを5台準備。糸島観光の課題である2次交通の拡充と、回遊性の向上を図る。

イトキュー中原社長(前列左から2 人目)、月形祐二糸島市長(同中央)
イトキュー中原社長(前列左から2 人目)、
月形祐二糸島市長(同中央)

    このホップオンバスの運行は、(株)福岡銀行と糸島市の連携協力に関する基本協定に基づく地方創生の取り組みの一環としても機能している。「地域アクセス」と「滞在時間」の向上を目的とした糸島市内での実証事業でもあり、運行期間は2月14日までとなっている。

 産学官金が一体となった「オール糸島 地参地商」による地域振興を図るもので、まずはコロナ禍で疲弊した地域の観光産業の再興を目指している。具体的には、宿泊施設を基点に、糸島エリア内のさまざまなコンテンツにアクセスできるような交通環境の強化、同エリア内の魅力あるコンテンツをまとめて体感できる宿泊ツアーの構築、それを支える周辺整備に取り組む。

 イトキューがホップオンバスの運行に取り組むことで、糸島エリア内に点在する観光スポットやアクティビティー体験場所を気軽に周遊することが可能となり、セトル(株)の宿泊施設「グローカルホテル糸島」をはじめとする宿泊事業者との相乗効果も期待される。

 糸島市の玄関口でもあるJR筑前前原駅から風光明媚な観光スポットまでのストレスフリーなアクセスだけでなく、各観光地で慢性的に発生している交通渋滞の解消にも期待が高まる。

 「自由気ままに糸島旅」をテーマとしたホップオンバスによる糸島観光。実証事業ということもあり、運行期間中はモニター価格として1日乗車券を1,000円で販売している。興味のある方は、この機会にホップオンバスを利用してみてはいかがだろうか。

運行ルート例
運行ルート例

<問い合わせ先>
TEL:092-322-1741((株)イトキュー)

【代 源太朗】

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