2024年12月23日( 月 )

JR九州、営業黒字転換~22年3月期第3四半期

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 九州旅客鉄道(株)(JR九州)は8日、2022年3月期第3四半期の連結決算を発表した。それによると売上高(営業収益)が前年同期比10.0%増の2,227億1,200万円、営業利益は27億8,400万円、純利益は92億1,400万円となり、営業損益段階から黒字転換をはたした。

 セグメント別の営業収益では、「運輸サービス」「建設」「不動産・ホテル」は増収、「流通・外食」は減収となった。営業利益では、主力の「運輸サービス」は依然として営業損失を計上しているものの、コスト削減に努めたことなどにより、損失額は前年同期の248億4,400万円から今期の113億9,300万円へと半分以上縮小している。

 併せて2022年3月期業績予想に関する上方修正を発表した。第3四半期の業績および保有物件の不動産投資信託への売却(約200億円相当)により、営業利益を前回(21年11月)予想の23億円の赤字から27億円の黒字に、純利益を前回予想の34億円の黒字から98億円の黒字へとそれぞれ上方修正を行っている。

【茅野 雅弘】

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