2024年11月14日( 木 )

シャボン玉石けん、産学連携のアップサイクル製品発売へ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 無添加石けんのパイオニアであるシャボン玉石けん(株)(福岡県北九州市、森田隼人代表)は30日、九州産業大学芸術学部「伊藤研究室/FIND HOPE TOUR」、プラスチックメーカーの(株)テクノラボとの産学コラボにより誕生した新商品「石けんケースmu(ムー)」の通販を開始する。

 「mu」は、五島列島の北部にある小値賀島(おぢかじま)の海岸で採取した海洋ゴミを活用してつくられたアップサイクル()製品。デザインには、SNSを中心に幅広い世代で人気となっている“昭和レトロ”を感じさせるセルロイド製の石けんケースの要素が取り入れられている。

見た目にも、使いやすさにもこだわった石けんケース「mu」
見た目にも、使いやすさにもこだわった石けんケース「mu」

 小値賀島に限らず、海洋プラスチックごみの漂着問題や、洗浄剤の排水による海洋生態系への影響などが問題視されるなか、「健康ときれいな水を守る」を企業理念に掲げて活動するシャボン玉石けんも、海洋への負荷を最小化する取り組みに着手。福岡県宗像市・地島(じのしま)で、昨年9月から3カ月間、地域全体で同社製品の使用による「生活排水の環境及び生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト」を実施している。

<石けんケースmu>
「mu(ムー)」という名前には、「無=0」という意味が込められている。

発売元 :おぢかアイランドツーリズム
製造元 :(株)テクノラボ
デザイン:九州産業大学 FIND HOPE TOUR
原産地 :長崎県五島列島小値賀島
価 格 :3,850円(税込)
発売日 :8月30日(予定)
発売場所:シャボン玉石けん通販

※:捨てられるはずの副産物や廃棄物、役に立たないとされているものをデザインやアイデアによって、新たな付加価値をもった製品にアップグレードすること。創造的再利用とも呼ばれている。 ^

▼関連記事
KWS・シャボン玉石けん対談~マンホール石けんに込めた水環境への想い

【代 源太朗】

関連記事