2024年12月23日( 月 )

『データが示す福岡市の不都合な真実』出版記念祝賀会

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(株)アクロテリオン
代表取締役 下川 弘

木下敏之福岡大学経済学部教授『データが示す福岡市の不都合な真実』(梓書院) 木下敏之福岡大学教授の著書『データが示す福岡市の不都合な真実』出版記念祝賀会が23日、ホテルニューオータニ博多において催された。参加者は政財界関係者を中心に、親交のある約220名。冒頭で代表発起人の(株)九州電力顧問の松尾新吾氏の挨拶が行い、続いて九州旅客鉄道(株)特別顧問石原進氏のビデオメッセージ、愛しとーと(株)CEOの岩本初恵氏が挨拶を行った。来賓として、ラサール高校ラグビー部の先輩後輩の関係にあるという前防衛副大臣衆議院議員の鬼木誠氏が挨拶を行った。

 木下氏の著者記念講演のタイトルは「データを基にした福岡市をもっと豊かにする方法」。インパクトのある著書名とは異なっていたが、出版目的などについて話した。

 講演では、本で取り上げた課題について、福岡市の業種別GDPを参照して卸売業・小売業のGDPおよび常用雇用者数が多いことを確認したうえで、地場産品や地場企業を活用することが所得向上の要となることを改めて示した。

 また、人口増加のための支援策をめぐって、結婚支援は行政と経済界の大きな仕事であり、若者が結婚しないと会社の将来の売上にも影響してくることを説明した。

 最後に、福岡空港の有効活用などのインフラ整備に言及、「問題解決は問題の認識から始まる」という言葉で締めくくった。

 その後、(株)はせがわ顧問の長谷川裕一氏の乾杯音頭で宴会が始まり、約1時間後、福岡東南ロータリークラブ前会長・津上賢治氏の中締め挨拶と博多手一本で終了した。

 来賓として多くの県議・市議なども呼ばれていたようだが、あくまで出版記念祝賀会に終始し、政治的な意図は感じられなかった。

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