2024年11月22日( 金 )

ハウステンボス創業者神近氏の自伝を県公立校に寄贈

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

(株)堀内電気

 太陽光発電事業などを手がける(株)堀内電気(福岡市博多区)は、ハウステンボス創業者神近義邦氏の自伝『シーボーンキングダム―千年の時を刻む―』を福岡県下の公立高校94校と中等教育学校1校に寄贈した。

30年以上前にSGDsに通じる価値観

右から吉田法稔福岡県教育長、堀内重夫(株)堀内電気社長、石橋卓弥(株)エコ研究所社長、浜崎達也福岡県議会議員
右から吉田法稔福岡県教育長、​​​​​堀内重夫(株)堀内電気社長、
石橋卓弥(株)エコ研究所社長、浜崎達也福岡県議会議員

 10月14日、堀内電気・堀内重夫代表が福岡県庁を訪れ、県教育庁の吉田法稔氏に同書を寄贈した。堀内氏は堀内電気が西海市に建設したメガソーラー用地を神近氏のグループ会社などから譲渡するなど生前の神近氏と親交が深かった。堀内氏は「人生において自己実現する志をもってほしい。より多くの高校生に読んでもらいたいので、すべての県立高校に寄贈させていただくことにした」と話す。

 福岡県の吉田法稔教育長は神近氏について、「現在の日本を形作った昭和の人物の1人。今に通じるエコノミーとエコロジーという精神をいち早く提唱された。高校生の世代は今後の人生を真面目に考える年ごろであり、本当にありがたい」と謝意を示し、「読書を通じて日本を支える人材になって欲しい」と期待を寄せた。

逆境から夢実現の軌跡を知って欲しい

神近義邦氏 自伝『シーボーンキングダム―千年の時を刻む―』

    佐世保市出身で、堀内電気と福岡県との橋渡しをした来賓の福岡県議会議員・浜崎達也氏は「ハウステンボスは観光資源に乏しかった佐世保市の活性化の起爆剤となった。神近氏は夜間高校に通われるなど苦労されながら大成された。氏の生き方は、将来に備える高校生の学びの一助になるのではないか」とコメントした。

 県教育庁は「これまで出身校に書籍を寄贈するOBはいたが、全校への寄贈は記憶にない」と喜びを示した。

 同書は神近氏の出身地である西海市の小中学校15校と公立図書館へは(株)エコ研究所(佐世保市)から寄贈済みであり、長崎県内の公立校にも寄贈される予定となっている。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:堀内 重夫
所在地:福岡市博多区浦田1-5-46
設 立:1997年4月
資本金:4,000万円
TEL:092-513-3377
URL:https://www.horiuchi-e.co.jp
 

▼関連記事
ハウステンボス創業者・故神近義邦氏の自伝出版 環境と経済の両立を目指した男が残したメッセージ

関連キーワード

関連記事