カタールW杯代表メンバー発表 アビスパの星・冨安に期待
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日本サッカー協会は1日、11月20日に開幕するFIFAカタールワールドカップ2022に出場する代表選手26名を発表した。
アビスパ福岡のアカデミーで育ち、アビスパでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたDF冨安健洋(アーセナル)は順当に選出。すでにプレミアリーグではトップクラスのディフェンダーとしての評価を確立している冨安だが、W杯は初出場となる。アビスパアカデミー出身の選手がワールドカップに出場するのは冨安が初めてだ。
また、東福岡高校出身のDF長友佑都(FC東京)、長崎市出身のDF吉田麻也(シャルケ04)のベテラン勢も選ばれた。若い選手が多い日本代表メンバーを、プレーだけでなくメンタル面でも引っ張ることが期待される。また、熊本市生まれ・大津高校出身のDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)も選出。31歳にして初のW杯メンバーに選ばれた谷口は、確かなディフェンス技術とクレバーなプレーが持ち味。センターバックのポジションは冨安はじめライバル多数だが、谷口は出場機会をつかみ取れるか。
一方、長く日本代表のエースとして活躍してきたヴィッセル神戸FW大迫勇也(鹿児島県南さつま市生まれ・鹿児島城西高校)は落選。確かに今年に入ってからの大迫はコンディション不良やケガの影響で満足なプレーができない期間も長かったが、9月に入って復帰。10月1日に行われたアビスパ福岡との試合でもフル出場をはたし、巧みなポストプレーとフィジカル、テクニックで圧倒的な存在感を見せて神戸を勝利に導いていた。ほかに選出されたメンバーを見ても、大迫の代役を務められるタイプの選手は見当たらない。「大迫依存症」と揶揄されるほど、大迫の能力に頼り切っていた森保一監督が、はたしてW杯本番でどんな采配を見せるのだろうか。
日本代表は、23日午後10時からドイツ、27日午後7時からコスタリカ、12月1日午前4時からスペインと対戦する。2010年南アフリカW杯の優勝国スペイン、2014年ブラジルW杯の優勝国ドイツ、2014年W杯でベスト8まで進出したコスタリカという格上3カ国を相手にどれだけの爪痕を残せるか、挑戦者として臨むカタールワールドカップの開幕まであと3週間だ。
【深水 央】
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