九大発の再生医療企業、サイフューズが東証グロース上場
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再生医療事業を手がける(株)サイフューズ(東京都港区、秋枝静香代表)は1日、東京証券取引所グロース市場に新規上場した。同社は10月27日に東証から上場を承認されていた。
同社は九州大学発のスタートアップ。九大医学部の中山功一氏(現・佐賀大学医学部)が発明した「細胞だけで立体的な組織・臓器を作製する基盤技術」を基に、2010年8月に創設立された。バイオ3Dプリンタを用いた再生医療製品の開発・製造・販売などを行う。本社は東京に置くが、福岡にもオフィス(天神ビジネスセンター)を有する。
同社は上場にともない、23億3,600万円の資金調達を行った。調達した資金は、開発中の末梢神経などの再生臨床試験費用、研究開発費用、システム費用および人件費に充てるとしている。
初値は公開価格(1,620円)を6%上回る1,720円で、1日の終値は1,814円だった。
【茅野 雅弘】
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