(株)喰道楽 あの“指差しおじさん”が本出しちゃいました!? 博多とよ唐亭・豊永社長が自身初の本を出版
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「売上げ至上主義」より 「こころ至上主義」
あの「指差しおじさん」の真っ赤な看板でお馴染みの、テイクアウト専門の唐揚げ店「博多とよ唐亭」を展開する(株)喰道楽。福岡都市圏を中心に店舗網を拡大する同社だが、同社代表取締役社長・豊永憲司氏―例の指差しおじさん本人が、何と自身の本を出版した。
「その夜、豊永憲司は死さえも覚悟していました。」―というセンセーショナルな書き出しから始まる本のタイトルは、「繁盛店にはわけがある~小さなハッピーを届け続ける『とよ唐亭』のこころ至上主義」。豊永社長がいかにしてテイクアウト専門の唐揚げ店業態に行き着き、福岡都市圏で知らない人がいないほどの繁盛店にまで成長させることができたのか―。その試行錯誤の過程やとよ唐亭の誕生秘話、豊永社長の心境、そしてスタッフやお客さまへの感謝の想いなどが、ありありと綴られている。
とよ唐亭を立ち上げるまでに数々の失敗を繰り返してきた豊永社長は、その失敗のなかから、成功するための自分なりの方程式を構築。とくにとよ唐亭のような日常使いの飲食業態では、「カッコ良くしない」「数字にこだわらない」「インパクトを出しすぎない」の3つに留意しながら、商品開発や店舗展開、そして人材育成に注力してきたという。
そして同書のなかで、豊永社長がとくに訴えているのは「こころ」の大切さだ。これまでの経験から、小手先で一時的に売上を伸ばしたとしても、中身がないことには長続きしないことを痛感している豊永社長は、利益追求の前に、他者に共感する心や変化を恐れない有機的なしなやかさこそが経営者には求められている、と説く。「売上げ至上主義より、こころ至上主義であれ。」とは、そんな豊永社長の考え方が端的に込められた言葉だ。経営に関してだけでなく、良い人生を送っていこうとするうえで、前向きな考え方を示してくれる同書は、一読の価値あり、だ。
ちなみに、同書の定価は1,155円(本体1,050円+税)だが、購入特典としてもれなく「とよ唐亭」の「げんこつからあげ弁当(4個入り)」(税込440円)の無料サービス券が付いてくるため、大変なお買い得な本となっている。
【坂田 憲治】
<INFORMATION>
繁盛店にはわけがある 小さなハッピーを届け続ける「とよ唐亭」のこころ至上主義
著 者:豊永 憲司
発売日:2023年1月30日
発行所:(株)梓書院
定 価:1,155円(本体1,050円+税)
版元ドットコム紹介ページ:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784870357556法人名
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