2024年12月22日( 日 )

社員が語る「有澤建設」という仕事(前)

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創業100周年記念に向けて

中小川 泰弘 氏
工務部設計主任 一級建築士 入社7年目

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中小川 泰弘 氏

 100周年記念事業委員会は、弊社が2年後に大きな節目を迎えるにあたり、記念事業の準備や広報など、さまざまな活動をしています。メンバーは木下社長をはじめ、総務・営業・工務・設計と各部門から6名招集されており、いくつもの視点から議論できるように、構成されています。

 記念事業のメインとなるのは、本社社屋の建替えです。事業計画、建物の設計、積算、施工まで一貫して行うことになっています。私は設計を担当しており、現時点での建物概要は鉄筋コンクリート造13階建で、用途は弊社本社事務所、自走式駐車場、共同住宅がひとつの建物内に入る複合用途型として計画を進めています。今の計画に行き着くまでには、何通りもの案を出し、社内で検討を重ねてきました。

 設計を進めていくと、建築基準法をはじめ、さまざまな法的規制が立ちはだかってきます。それらをクリアしながら、外観や内装のデザイン、構造計画、給排水や電気、空調の設備計画などを取りまとめ、設計図書を作成していく過程は設計の腕の見せどころだといえます。

 ときには、営業、設計、工務と意見が対立することもあるのですが、「よりよいものを」という気持ちは皆同じなので納得いくまで話し合うことが重要だと考えています。今回、自社ビルを自分たちの手でゼロから造り上げていくというプロセスは私たちにとって何事にも代えがたい貴重な経験になると感じています。

 もちろん責任も重大ですが、完成したときの達成感はこれまでにない大きなものになるでしょう。旧本社はデザイン性が高く、周囲からも評判の高い建物でしたので、それを超える博多の象徴的な建物になればと考えています。

旧有澤建設本社<

旧有澤建設本社

2017年竣工予定<

2017年竣工予定

(つづく)

 
(中)

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