百貨店5社の前期、人流回復で収益好転 今期売上高はコロナ禍前超えへ
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これまでに出揃った百貨店主要5社の2022年度決算は、外出制限解除と高級品の好調な売れ行きで揃って収益が好転した。岩田屋三越が過去最高の経常利益を計上したのをはじめ、井筒屋が小幅増益、トキハが黒字転換し、博多大丸は赤字幅を大幅縮小した。増収効果に加え、コロナ期間中に取り組んだ経費削減が寄与した。
岩田屋三越の旧基準売上高は前期比14.2%増、委託仕入などを除いた新基準では361億円と8.8%増だった。外部委託していた催事場の業務を内製化するなどして経費を削減したことも加わって経常利益は4.3倍に急増した。
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