アビスパ、競り負け連敗 福岡1-2 G大阪
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サッカーJ1リーグアビスパ福岡は3日、ホームのベスト電器スタジアムにガンバ大阪を迎えてJ1第16節の試合を行った。
このところ、試合内容はいいものの勝ちに恵まれないアビスパは4戦未勝利。対するガンバ大阪は最下位に沈む不調から、前節アルビレックス新潟戦で8試合ぶりの勝利をおさめ、上昇の兆しをつかんでいる。なお、この試合はアビスパにとってJ1通算100勝とJ1通算400ゴールがかかる一戦。ゴールを奪って勝利し、ダブルメモリアルマッチとしたいところだ。
試合はそんなアビスパの思いを乗せ、早々に動く。17分、久々に先発復帰したMF中村駿のコーナーキックにFW山岸祐也が頭で合わせてゴール。メモリアルゴールを奪い、試合の主導権を握ったかに見えた。
だがその勢いは続かなかった。24分、ガンバ大阪が同点ゴールを奪う。FWイッサム・ジェバリのシュート性のボールをGK永石拓海が弾くと、そのボールをMFファン・アラーノが流し込んでゴール。さらに32分、フリーキックからMFダワンが頭で折り返し、これをDF三浦弦太がボレーシュート。わずか8分で逆転を許してしまう。
後半に入ると、アビスパはMF井手口陽介を投入。井手口は攻守にわたって豊富な運動量を見せ、強烈なミドルシュートも披露したが、得点にはつながらず。結局、試合はそのままガンバ大阪の勝利で終わった。
この試合の敗因を挙げるとするなら、やはりロングボールやセカンドボールを収められなかったことに尽きる。好調時のアビスパなら、ロングパスをヘディングで競り合った後は五分五分以上で競り勝ってボールを奪っていたが、この試合ではそんな局面がほとんど見られなかったのが残念だ。
7日(水)は天皇杯の初戦、相手はJ3のFC今治。甘く見ていい相手ではないが、まずは快勝してリーグ戦に弾みをつけてほしい。
【深水 央】
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