トヨタ自動車九州　決算公告　大幅な減益

　このほど発表されたトヨタ自動車九州（福岡県宮若市）の2023年3月期決算によると、3期連続で売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも減収減益となった。

　売上高1兆1,180億7,300万円は前期比4％減であるが、とくに当期の利益面での前期比減少幅は大きく、営業利益は7億4,900万円で前期比95％減、経常利益は9億9,700万円で前期比93％減、当期純利益は7億2,700万円で前期比93％減となり、大幅な減益となった。

　理由としては、半導体の供給不足ならびに中国のロックダウン（都市封鎖）を原因とする部品の供給不足が続いたことによって、「レクサス」を生産する宮田工場の稼働がたびたび停止したことが大きく響いた。

【寺村朋輝】