【発刊にあたって】日本丸浮上の勢いをここ福岡から生み出すべし!!
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日本丸を沈没させてなるものか
我々の住む都市・福岡は、今、勢いに乗っている。2013年5月に150万の大台を突破した福岡市の人口は、その後もまったく勢いに衰えを見せることなく増え続け、今では何と、全国の政令市のなかでも人口増加率では1位だという。もちろん勢いに乗っているのは福岡市だけに限った話ではない。隣接している周辺の自治体も含めた福岡都市圏全体が高揚しているのだ。今や福岡は、押しも押されもせぬ『九州一の都市』という地位を確立したと言っていい。
だが、ひとたび日本の国家レベルにまで目を向けると、どうだろうか――。人口が増え続けている都市・福岡とは対照的に、地方自治体は軒並み人口減の現実に晒されている。日本の国家全体にしても同様である。このまま人口減が進んでいくと、「やがて、我が『日本丸』は沈没―消滅してしまうのではないか!!」という危機感を抱くようになる。この「日本丸は沈没する」という認識の下に「だからこそ、この閉塞状況を我が手で打破しよう、突破しよう」という勢力の誕生が望まれるのだ。
一部には、その頼もしい動きが現れてきている。まずはこの動きを束ねて大きな流れとし、今こそ福岡が日本丸を引っ張って浮上させていこうではないか!!福岡から日本を盛り立てていこう
今回、この福岡の未来に向けて、さまざまな立場の方からの提言をいただき、1冊にまとめた。今回は5年前に発刊した前回の提言とは趣向を変えて、200人の提言者をさまざまな分野にカテゴライズして紹介している。
まず、巻頭には4名の方々にご登場いただいた。JR九州の初代社長を務め、多方面で今なお福岡で活躍し続けている石井幸孝氏。幼児教育分野では知らない人がいない『ヨコミネ式』創設者であり、優れた人材育成に尽力する横峯吉文氏。まさに福岡の輝く女性であり、博多ごりょんさんの代表格である西川ともゑ氏。そして、モンゴルの英雄の1人であり、昨年のデータ・マックス20周年記念公演ではすばらしい総合芸術を披露していただいたドグミド・ソソルバラム氏。彼ら4名からの提言を、まずは胸に刻まれたし!!次に、人生の大先輩である気迫に満ちたパワーあふれるご年配の方々には、その豊富な人生経験に裏打ちされた金言を語っていただいた。女性の方々にはそのあふれんばかりの輝きから発せられる言葉を、社会参加に注力している企業にはその意義を、海外へ打って出ている企業にはその飛躍の秘訣を、その他、政治分野や教育分野、さらには芸術・文化・スポーツ分野の方々など、さまざまな立場の方々からの言葉を、それぞれ提言というかたちで頂戴している。そして、ここ福岡を中心として活躍を続ける、多くの地元の中小企業経営者の方々――。彼ら活き活きとした中小企業経営者が、これまでの各々のビジネス人生で培ってきた教訓も、今回の『提言』には余すところなく盛り込んでいる。読者の方々にはぜひ一読していただき、これら提言を大いに参考にするとともに、己を奮い立たせるための起爆剤としていただきたい。
今回のこの『提言』を読まれた方々が大いに奮い立ち、都市・福岡から日本を盛り立てていただくことを望む!!
株式会社 データ・マックス 代表取締役社長 児玉 直
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