九大ビジネススクールでビジネスプランコンテスト開催
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九州大学ビジネススクール(QBS)は12日、福岡市東区の箱崎キャンパスで、ビジネスプランコンテストを開催し、西日本を中心に5つのビジネススクールのチームが集まり、新しいビジネスモデルを発表、成果を競いあった。
コンテストに先立っての基調講演では、日本環境設計の岩元美智彦社長が、「資源循環社会が成り立つビジネスモデルが生まれれば、戦争を無くすことができるのでは」と、自身の仕事観や今後のビジネス展望について語った。
それぞれの校内選抜を勝ち残り参戦した5チームは、パワーポイントなどを使ってビジネスプランを説明した。評価基準は『着眼点がユニークか』、『組み立てるロジック』、『顧客が深掘りできているか』、『収益性』、『プレゼンテーションの質』などだ。QBSの高田仁専攻長は「学びの効果でいえば、1年で出ても2年で出場しても、どちらも効果があるが、学びの質が違う。1年で出た場合、学んでいることもいくつかの科目しかない。新規事業を考えてビジネスプランを作れば、苦労も生まれる。マーケットを分析する、市場を分析すること、マーケットとは何なのかなど様々な必要性を感じることができる。ファイナンシャルなステートメントとはどういう風な構造なのか、どんなチームを作らなければいけないのかを手探りでやる。手探りでやれば、自分に何が足りないのかということに気づく、能力の不足に気づき、1年の後期、2年生になって学んでいくポイントを絞ることができる」と話した。
また、九州大学はアジアへの展開も加速させている。9月上旬には、中国・大連で学校説明会を行ったことで、中国人志望者が押し寄せているという。多くの留学生を加えることで、日本人の在校生にも刺激を与え、「アジアのビジネス人材」を育成するという方針を掲げている。
【杉本 尚丈】
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