大英産業、熊本を重点エリアに設定し住まいの供給を加速

　北九州を拠点に、九州全域および山口で新築分譲マンション「サンパーク」や新築分譲戸建「サンコート」シリーズなどを供給する大英産業（株）（北九州市八幡西区、一ノ瀬謙二代表）は、このほど、熊本の総合建設業者（株）イワイホーム、ならびにリフォームなどを手がける（有）小岩井ドリームとの事業譲渡契約の締結を完了した。

　両社との事業譲渡契約については、今年5月に基本合意書を締結したことが発表されていた。今回の事業譲渡契約の締結では、大英産業はイワイホームの住宅建築販売事業の一切と仕掛販売用不動産の一部などを取得。イワイホームと小岩井ドリームの従業員も継続雇用している。

　また、イワイホームの関連会社で、ビル管理などを手がける（一社）101Ciel所有の賃貸ビル（RC造4階建て、延床面積1,059.62ｍ²。1階商業テナント、2階イワイホーム本社、3.4階賃貸住宅）を取得。大英産業は今後、同ビルを熊本の活動拠点とし、TSMCの工場建設を皮切りに不動産需要が大幅に拡大している熊本エリアで、土地の仕入れなどをさらに強化していく方針だ。

　熊本に活動拠点を置くことで、同エリアにおける大英産業による住まいの提供の選択肢はさらに広がることになる。なお、現在同社はJR光の森駅まで徒歩10分程度の場所で、「サンパーク光の森グラッセ(RC造14階建て、全65戸)」を建設中だ。

▼関連記事
『大英産業・新社長インタビュー「地方創生を担う永続企業へ」（前）』

【代　源太朗】