イエカツ、福岡県内の空き家活用に積極的な事業者の名簿公表

    福岡県空き家活用サポートセンター（通称：イエカツ）は3日、空き家対策に積極的な専門事業者を「福岡県空き家活用応援事業者」として登録し、その情報をまとめた名簿をホームページに公表した。名簿には、同日付で191社のホームページ、メールアドレス、事業内容が掲載されている。

　同センターは2020年に福岡県の外郭団体、（一財）福岡県建築住宅センターが開設した組織。「空き家を活用したいけど何をしたら良いか分からない」「処分費用が分からず不安」といった空き家所有者の悩みに応じ、適切な専門事業者を紹介することで県内の空き家の利活用を進めている。

　名簿の公表・活用により、空き家所有者自身が容易に専門事業者の情報を得られるようになるほか、市町村職員などが住民からの空き家相談に対応する際、専門事業者の情報をよりスムーズに提供できるようになり、県内の空き家対策推進が期待される。

　掲載される事業者は、宅建事業者、リフォーム･リノベーション事業者、土地家屋調査士、不動産鑑定士、解体工事業者、しろあり点検･駆除事業者など。

　掲載の基準は、（1） 県内に本店・支店を有する法人事業者、県内の個人事業主、（2） 空き家の活用・処分に関する相談対応の実績が3年以上ある、（3）イエカツに協力する団体に所属しその推薦がある、という要件を満たした事業者。

【田中　直輝】