2024年11月25日( 月 )

調和とサプライズの同居するデザインプランの構築

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(株)R.E.D建築設計事務所 代表取締役 赤樫 幸治

対面しなければ伝わらない想い入れ

アーバンパレス愛宕フレス<

アーバンパレス愛宕フレス

 大手デベロッパーに一級建築士として身を置き、経験と実績を積み上げていくこと。それは働く環境として非常に魅力的である。だが、そこから一歩踏み出していかなければ『革新』は生まれない。
 「建築設計士として、ただ構想に頭を悩ますだけでなく、自らの設計した建築物が顧客にどう受け止めてもらえたのか、『生の声』をきちんと聞きたい」という想いから独立を決意したという(株)R.E.D建築設計事務所の代表取締役の赤樫幸治氏。その志を胸に、現在、都市景観との親和性に重きを置いたものから、顧客の多種多様な趣向を最大限尊重したモダンな外観を魅せるものまで、実に幅広くデザインを行っている。

 顧客のニーズを的確に捉える同社のデザイン物件。その理由は、赤樫代表を含め社員全員が直接顧客と会って打ち合わせを行う真摯な姿勢と、建築に際しての土地・テナント利用へのアドバイスまでを行う不動産コンサルタントとして、地域調査を行う一面も兼ね備えていることにある。電話やメールでは伝えきれない顧客の『想い』を余すことなく把握するためのフェイス・トゥ・フェイスの実施。建築予定地の周辺情報取得から提供される合理的なサポート。単なる建築設計事務所では終わらない貢献度の高さ。同社の仕事に寄せられる信頼、満足度の高さは、こうした徹底的なまでの顧客との視線共有にこそあるのだ。

がむしゃらさを出し惜しみさせない

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(株)R.E.D建築設計事務所 赤樫 幸治 代表取締役

 同社のデザインは、福岡を中心に九州全域で求められている。とくにデベロッパーからのマンション依頼は多く、アメイズ日田中央・伊万里など、観光スポットとして有名な地域に同社の高クオリティーなデザインが求められている。
 赤樫代表は「経験のないことにも恐れずに挑戦しています。若いうちは勉強すれば飲み込みも早いですし、学んだことは必ず後の強みになりますので、『若い頃にしかできないことをやる!』という意気込みを、しっかりと自分たちの仕事に反映していきたいと考えております」と語り、マンションデザイン以外にも注力していく意志をのぞかせる。そこには、マンションデザインのみを手がける事務所との差別化を図る経営者としての意図もあるが、一番はやはり、若い行動力と発想力を出し惜しみすることなく発揮させることで、「誰も観たことがないデザイン物件を」という「先駆者」への強い想いがある。

 すでに同社は個人宅はもちろん、病院のリノベーションから老人ホーム・店舗の内装デザインまで手がけている。赤樫代表はまだ40代と非常に若く、社員たちも皆30代。「やるべきこと」と「やれること」とを両立させるだけの強い意欲に溢れている。たとえば「1ルームよりは広く、2ルームよりは小さい」ルームサイズを新たにデザインし、通常の2ルームとさほど変わらない空間をリーズナブルな家賃でオーナーに提案することを可能にした。
 「建築は1人の力ではつくることはできません。たくさんの方の力をお借りしてできあがるもの。その想いを最後まで伝えることが私たちの役目です」(赤樫代表)。人とまちが抱く想いを正確にかたどる同社のデザインは、これからも福岡、九州により良い住み家を提供してくれる。

■INFORMATION
(株)R.E.D建築設計事務所
代 表:赤樫 幸治
所在地:福岡市早良区西新4-6-15 ル・リアン西新
設 立:2009年7月
TEL:092-852-1730

 <プロフィール>
akagasi_prf赤樫 幸治(あかがし こうじ)
1993年、立教英国学院(イギリス)高等部卒業。97年、日本大学生産工学部建築工学科神谷宏治・川岸研究室卒業後、(株)穴吹工務店設計部入社。2009年、(株)R.E.D建築設計事務所設立。
URL:http://www.redoak.co.jp

 

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