2024年12月22日( 日 )

イスラム国を舞台としたドキュメンタリー映画公開~ユナイテッドピープル

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 映画の配給・宣伝・制作を手がけるユナイテッドピープル(株)(福岡県糸島市)より、現在劇場公開中の作品の案内を頂いたので、紹介する。

映画『“敵”の子どもたち』概要

 子どもに罪はない。せめて孫だけでも救いたい。

 娘がISIS(イスラム国)に参加し死亡。遺された孫7人を救いたいと命がけの旅に出た男性の真実のヒューマンドラマ。

 世界を恐怖に陥れたISIS(イスラム国)は、とあるスウェーデンの家族を引き裂いていた。ミュージシャンのパトリシオ・ガルヴェスの娘、アマンダは元妻と共にイスラム教徒に改宗。スウェーデンで最も悪名高いISISメンバーと結婚し、2014年にシリアに密航してしまう。帰国の説得は上手くいかなかった。そして2019年、ISIS掃討作戦で夫婦共に殺され、1歳から8歳の7人の幼い子どもたちが遺された。「娘は救えなかったが、孫は救いたい」。

 決意を固めたパトリシオは、たった1人で危険を顧みずに孫の救出に乗り出していく。孫がシリア北東部のアルホル難民キャンプにいることを知り彼は、スーツケースにおもちゃや靴を詰め込みシリアとの国境近くのイラクの都市へと向かう。SNSでは「敵の子どもたちを連れて帰るな」など大量の批判があった。危険で衛生環境も悪い難民キャンプから、孫を
救い出すために自らシリア入りすることにしたパトリシオ。果たして無事に孫を救い出すことは出来るのだろうか?

<監督・脚本>
ゴルキ・グラセル・ミューラー
<プロデューサー>
クリストフ・ヘネル、エリカ・マルムグレン
<配給>
ユナイテッドピープル
2021年 /スウェーデン・デンマーク・カタール/ドキュメンタリー/97分

 詳細はユナイテッドピープルHPにて

【茅野 雅弘】

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