佐賀バルーナーズ、九大都市研究センターとESG経営で連携し、社会貢献の増進を目指す
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佐賀市を本拠地とし、プロバスケットボールチームを運営する(株)佐賀バルーナーズは18日、九州大学・都市研究センター(馬奈木俊介センター長)と連携し、2023-24シーズンからESG経営に関する取り組みを始動させることを発表した。
佐賀県は、BリーグやJリーグなどのトップカテゴリーのプロスポーツチームが存在し、とくに人口が100万人以下の都道府県では唯一のケース。そのため、18年から佐賀県庁は世界レベルでのトップアスリートの育成に取り組む「SAGAスポーツピラミッド構想(SSP構想)」を推進している。
欧米では、ESG投資の一環としてプロスポーツが注目されており、日本でもJリーグがそれを追うかたちで、2022-23シーズンからカーボンオフセットを進めている。
佐賀バルーナーズは、2026-27シーズンからの新B1リーグ基準への対応のため、高度なESG経営の導入を決定。この取り組みを具体化するために、ESG経営における社会的インパクトの定量的分析のノウハウを持つ九州大学・都市研究センターと提携することとした。
馬奈木氏は日本学術会議の正会員で、国際機関や英国政府との共同研究も行うトップ研究者。佐賀バルーナーズは、馬奈木氏の協力の下、以下の具体的な取り組みを進める予定。
- 2023-24シーズンのホームゲームでのCO2排出量の計測とその可視化
- CO2排出量の削減のための県内外事業者との連携拡大
佐賀バルーナーズは、地域社会へのますます貢献するために、この新しい試みに全力で取り組む姿勢を示している。今回の取り組みは、スポーツとビジネス、そして持続可能性が交差する点で注目されるとともに、地域社会における新しい取り組みの一例として、他の地域や団体にも示唆を与える可能性がある。
【寺村朋輝】
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