不可解なトライアルグループの決算 小売関連2社が減益なのはなぜ？

　トライアルグループの決算には不可解な点が多い。2023年6月期決算では卸会社トライアルカンパニーが9.1％増収にもかかわらず、経常利益が39.9％の大幅減益になったのもその1つ。一方で、小売会社トライアルストアーズの経常は2.8倍に急増した。

　卸会社と小売会社の経常利益の合計は88億400万円で、22年6月期の合計に比べ5.7％減った。前期は食品インフレの恩恵で連結売上高は9.3％増え、利益も好調だったはず。電子公告で公表した持株会社の経常利益は子会社からの手数料収入の増加と初の配当で24億9,400万円と約17倍に増えた。

※この記事は11月24日に有料会員向け「流通メルマガ」に配信したものから一部を抜粋したものです。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
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