2024年12月22日( 日 )

「新生シリコンアイランド九州」実現に向け、九州11地銀が連携

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 (株)福岡銀行、(株)西日本シティ銀行など九州・沖縄の地方銀行11行が16日、半導体産業の集積などによりさらなる成長を目指すため、「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けた連携協定を結んだ。

 参加行は(株)大分銀行、(株)沖縄銀行、(株)鹿児島銀行、(株)佐賀銀行、(株)十八親和銀行、(株)筑邦銀行、西日本シティ銀行、(株)肥後銀行、福岡銀行、(株)宮崎銀行、(株)琉球銀行と九州・沖縄全県の地銀を含む。

 連携の内容については以下の4点を挙げている。

(1)サプライチェーン強靭化に向けた取り組みに関すること
(2)サステナビリティ推進に関すること
(3)九州・沖縄の活性化に関すること
(4)九州・沖縄での業界調査および分析に関すること

 サプライチェーンに関しては、地場の半導体関連企業への支援や、関連企業の誘致・紹介などを行う。ふくおかFGや九州FGの傘下行が台湾の銀行と連携をしていることから、進出企業についての情報などの共有も検討するという。

 11行もの銀行が連携協定を結ぶのは異例ともいえる。TSMCの熊本進出により半導体関連産業の集積が進むなか、関連企業の参入を九州・沖縄の地銀が一丸となって支援することで後押しすることが期待される。

【茅野 雅弘】

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