2024年12月23日( 月 )

ヤマエGHD、新株発行で140億円超調達

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 24日、ヤマエグループホールディングス(株)(福岡市博多区、網田日出人代表)は、約140億円規模の新株式発行に関する詳細を発表した。

公募による新株式発行(一般募集)

 発行価格は1株あたり3,234円、発行価格の総額は約129億3,600万円で、この発行により増加する資本金および資本準備金はそれぞれ約62億円。

 申込期間は1月25日~26日、払込期日は1月31日、受渡期日は2月1日とされている。

株式の売り出し(オーバーアロットメントによる売出し)

 売出株式数は60万株、売出価格は1株あたり3,234円、売出価格の総額は約19億4,040万円。申込期間および受渡期日は新株式発行と同じ。

第三者割当による新株式発行

 払込金額は1株あたり3,100.6円、払込金額の総額は約18億6,036万円で、増加する資本金および資本準備金はそれぞれ約9億3,018万円。申込期日は2月26日、払込期日は2月27日と定められている。

手取調達資金約141億円の用途

 今回調達する資金の用途については、24年3月までに100億円をコンフェックスホールディングス(株)の株式取得(子会社化)に係る借入金の一部返済資金に、26年3月までに約41億8,216万5,000円を福岡県筑後市にある筑後工場および併設する筑後共配センターの福岡県八女市への移転および拡張に係る設立のための設備投資資金の一部に充当する予定としている。

菓子卸大手コンフェックスHDを子会社化

 同社は昨年10月の取締役会で、菓子卸大手・コンフェックスホールディングス(株)(東京都渋谷区、昆靖代表)の株式66%を取得し子会社化することを決定していた。取得価額は161億4,300万円。12月28日からグループ入りした。

 コンフェックスHDは菓子食品総合卸売を全国展開する菓子卸大手の1つ。23年3月期決算は、売上高2,448億8,600万円、営業利益20億600万円、経常利益33億1,900万円、当期純利益12億3,800万円となっている。同社は18年12月にワイ&アイホールディングス(同)を設立して、コンフェックスHDに資本参加していた。

【寺村朋輝】

関連記事