2024年12月26日( 木 )

基山町長選、松田一也氏が無投票で3選

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 任期満了にともなう佐賀県基山町長選は6日に告示されたが、現職の松田一也氏(66)以外に届出がなかったため、松田氏が無投票で3選をはたした。

 松田氏は当選確定後の午後5時過ぎ、集まった支持者に対して、「今までの勢いを失うことなく、人口の微増、税収の確保、町の財政を安定させることを、きっちりとやっていく」と述べ、そのうえで「町民それぞれの要望、欲求、願いを大別し、その可能性を探っていって、それが町民の1人ひとりの幸せ、明るさ、ほっこりにつながるようなまちにしていきたい」と、3期目への決意を語った。

   松田氏は今回の選挙に先立ち、3年連続の人口増や2020年度の税収が過去最高だったことなど、2期8年の実績を訴えていた。また、3期目への出馬について、子育て支援に対するさらなる充実や保育園跡地開発、新たな町道整備といった施策のほか、町が卓球の開催地になっている国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会への対応を挙げていた。

 松田氏は基山町出身。九州大学経済学部卒。81年に通商産業省福岡通商産業局に入局。2003年文部科学省に出向し、九州大学院工学研究院助教授。05年に経済産業省九州経済産業局に復職。同局総務企画部で調査課長や総務課長を歴任。14年4月から基山町長副町長を務め、16年2月に基山町長選に出馬し無投票で初当選。20年は新人との一騎打ちを制し再選をはたした。

【内山 義之】

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