2024年12月26日( 木 )

コロナ・ウクライナ・温暖化の真実

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 NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は「コロナ、ウクライナ、温暖化について、メディアの情報操作は推し進められ人々は真実をまったく知らされていない」と指摘する3月9日付の記事を紹介する。

 3月9日土曜日、冬型の気圧配置が強まり、東京地方には冷たい北風が吹きつけたが快晴の好天に恵まれた。

 このなかで「温暖化とコロナに流されない市民の会」主催シンポジウム主催「混迷する世界情勢とメディアの情報操作」と題するシンポジウムが開催された。同会代表の元横須賀市議の一柳洋氏が昨年12月に逝去され、一柳氏の遺志に沿うかたちで開催されたもの。全国各地から市民が参集し、熱気に満ちたシンポが開催された。

 基調講演は孫崎享氏。米国の知性の本尊といわれるハーバード大ケネディスクールを代表する学者であるアリソン氏が米国の一極主義が変わっていないことを公言する時代だと指摘した。同盟関係にある従属国が支配国の命令に従わなければ排除される、制裁を加えられると、代表的外交論文誌である『フォーリン。アフェアーズ』アリソン氏が寄稿する時代だと指摘された。米国を代表する知性というべきキッシンジャー元国務長官はウクライナ問題に関してウクライナの責任を指摘した。しかし、その後にこの発言を封印した。キッシンジャーほどの知性をもってしても、そこに圧力が加える米国の現状を指摘された。

 孫崎氏は安倍元首相がウクライナ問題でロシアの主張を代弁していた事実を示す。しかし、その主張をメディアはほとんど報じなかった。2023年に日本でサミットが開催された。このサミットでロシアを非難し、ウクライナを支援する見解を表明するうえで安倍元首相の主張が邪魔になる側面があったという。2022年7月8日、安倍元首相は銃弾に倒れ死去した。最初に手当てに当たった奈良県立医大付属病院担当医は安倍氏の首の付け根やや右に2つの銃弾創があることを記者会見で述べた。この発言は安倍氏が後方から銃撃を受けた状況と矛盾する面が強い。しかし、安倍氏の死亡経緯に関する検証はまったく行われていないことを孫崎氏は不自然だと指摘した。

 孫崎氏の基調講演に続き、経済・文明評論家の増田悦佐氏、東京医大教授の青柳貞一郎氏、と私が短い講演を行った。

 増田悦佐氏は地球温暖化仮説を一刀両断に斬り捨てた。地球には大気温自動制御装置が存在する。気温が上昇し植物の繁茂が拡大するとCO2吸収力が拡大する。他方、気温が上昇し雲の発生が拡大すると直射日光を遮り、大気温を低下させる。こうした大気温自動制御装置が機能しなくなる兆候は存在しないと指摘された。

 過去に生物大絶滅が生じた事例を検証すると、その進行に要した時間は約60万年である。人類はいま、60万年単位の温暖化に対応しようというのかと指摘する。温暖化対策の目玉として取り上げられている電気自動車=EVであるが、金属搭載量はガソリン自動車の6倍になる。決して環境適合的といえない。

 再生可能エネルギーの代表である風力と太陽光も、発電可能時間帯と電力利用時間帯のずれが大きいため、エネルギー効率が著しく低い。虚構に上に立脚する温暖化仮説と温暖化対策に根底からの疑問を投げかけられた。

 私はウクライナ問題と台湾有事を取り上げた。2つの事象に関してメディアが伝えてこなかった実相を解説した。事実が存在するのに、メディアは事実を伝えない。一般に流布された情報と事実に基づく経緯との間に驚くべき乖離がある。

 青柳貞一郎氏は新型コロナとワクチンに見るメディアの情報操作を解説された。米国の思想家ノーム・チョムスキーは「メディアコントロール」に関して5つの欺瞞の技法を類型化して提示した。「嘘 隠蔽 改ざん 誇張 曖昧化」である。ワクチンにおいては5つの欺瞞がフルに活用されたと指摘する。mRNAを用いる医療行為においては厳密なインフォームドコンセントが必要不可欠だったが、この手続きを取らずに世界規模でワクチン接種の強要が観察された。医療行為として絶対にあってはならないことであると指摘された。

 コロナ、ウクライナ、温暖化について、人々は真実をまったく知らされていないその真実と流布された情報の乖離はあまりにも大きい。

※続きは3月9日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「コロナ・ウクライナ・温暖化の真実」で。


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