肥後銀、M&A仲介の新会社を設立 台湾玉山銀行系VCも出資
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(株)九州フィナンシャルグループ傘下の(株)肥後銀行(熊本市、笠原慶久代表)と(株)日本M&Aセンターホールディングス(東京都千代田区、三宅卓代表)、台湾の玉山フィナンシャルホールディングス傘下の玉山ベンチャーキャピタル(台北市、陳茂欽代表)は12日、共同出資でM&A専業会社「九州M&Aアドバイザーズ(株)」を設立すると発表した。
九州M&Aアドバイザーズは福岡市博多区に設立し、資本金は2億円(資本準備金を含めた資本総額は4億円)、代表取締役社長には肥後銀行の米本明弘氏が就任する予定。出資比率は肥後銀行が60%、日本M&Aセンターが35%、玉山ベンチャーキャピタルが5%。
設立の目的については、地域の社会・経済の未来に広範囲に影響をおよぼす事業承継問題について、九州経済の中心である福岡に拠点を置き、福岡と熊本、ひいては九州全域をつなぐことで、持続可能な地域社会の実現と発展に貢献することとしている。
玉山ベンチャーキャピタルは昨年福岡市に支店を開設した玉山銀行系のVCで、玉山銀行は九州FG傘下の肥後銀行、鹿児島銀行と業務提携を行っている。九州M&Aアドバイザーズも玉山銀行同様、福岡の国際金融機能誘致の産官学組織「TEAM FUKUOKA」の誘致による進出企業として認定される見通しという。
【茅野 雅弘】
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