熊本県知事選、自公推薦木村氏が元熊本市長らを破り初当選
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任期満了にともなう熊本県知事選挙は24日に投開票が行われ、無所属新人で元副知事の木村敬氏(自民、公明推薦)が立憲民主党県連、共産党など野党各党が支援した元熊本市長・幸山政史氏ら無所属新人の3人を破り、初当選をはたした。
「政治とカネ」の問題や、旧統一教会との関係など自民党に対する逆風のなか、保守的な風土が強い熊本県において、県民のリーダーである知事が与党系になるか、野党系になるのか与野党対決が注目されたが、推薦を行った自民・公明の支持団体を動かしての組織選挙が功を奏したといえる。
現職の蒲島郁夫知事は「後継指名はしない」とした一方で、木村氏の遊説において応援演説を行っており、蒲島県政を副知事や総務部長として支えた木村氏が意中の人であったことは間違いない。
熊本県は半導体受託生産の世界最大手、TSMC(台湾積体電路製造)の進出による「半導体バブル」の活況に沸いている。木村氏には、その経済効果をいかに熊本県全体に行き渡らせるのか、熊本市を中心とした交通インフラの整備、また支援を受けた自公両党と是々非々で、県政運営を進めていけるのかなど、知事就任後の手腕が問われる。
投票率は49.63%で、前回45.03%を上回った。当日有権者数は142万765人。
熊本県知事選挙 得票数
木村 敬氏 38万3,010票
幸山政史氏 28万7,750票
毛利秀徳氏 2万2,116票
宮川一彦氏 8,761票【近藤 将勝】
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