4月28日衆院総選挙シナリオ検証
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NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は真の野党共闘構築の重要性について論じた3月26日付の記事を紹介する。
3月24日、熊本県知事選が投開票日を迎えた。
結果は以下の通り。
木村 敬 無 383,010 当選
幸山 政史 無 287,750
毛利 秀徳 無 22,116
宮川 一彦 無 8,761木村氏は自民、公明推薦。幸山氏は立民、共産、国民、社民の県組織が独自に支援した。事実上の与野党一騎打ちの選挙戦になった。投票率は49.63%で4年前の45.03%を4.60ポイント上回った。
自民党裏金政治資金規正法違反事件で岸田内閣の支持率が2割を下回る。自民党支持率も低迷し、両社合計が50%を大幅に下回る。「青木の法則」では政権が崩壊する状況。
知事選の投票率も前回よりは高い。事実上の与野党一騎打ちの選挙になりながら野党が敗北した。かねて指摘しているように、自民不人気以上に立民不人気が強い。
現在の状況では衆院解散総選挙を実施しても自民が大敗しない可能性がある。日本政治を打破するには野党分断を目標に活動していると見られる「勝共の連合」との関係を断つ「清新新党」を立ち上げるしかない。
「清新新党」が立ち上がれば台風の目になるだろう。だが、その動きもまだ表面化はしていない。この状況下で岸田首相が4月28日衆院総選挙に突き進む可能性がある。
私は2月14日に
「否定できない428総選挙シナリオ」
https://x.gd/kSYCe
「野党共闘破壊が連合の使命」
https://foomii.com/00050(https://www.data-max.co.jp/article/69447)
と題する記事を公表した。4月28日に3つの衆院補選が実施される。東京15区、島根1区、長崎3区の補選。いずれもスキャンダルにまみれた自民党議員の死去または議員辞職にともなうもの。自民が3戦全敗する可能性もある。
自民3敗になれば自民党内で岸田降ろしが本格化する。9月自民党総裁再選は困難になる。そこで、4月に「破れかぶれ解散」に突き進む可能性があるとしたもの。月刊FACTAがこれと同じ論調の記事を号外で発行した。
※続きは3月26日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「4月28日衆院総選挙シナリオ検証」で。
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