立憲・泉代表、福岡1区・3区などで「政治家に厳しい政治改革」を訴える
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立憲民主党の泉健太代表は、連休最終日の6日午前、福岡県入りし、次期衆院選候補予定者の丸尾圭祐氏(1区)、仁戸田元氣氏(3区)とともに、福岡市博多区と早良区の商店街を練り歩き、午後は、早良区で開催された集会に参加して、政治改革を訴えた。
博多・早良区内を「練り歩き」
午前中、泉代表は、福岡1区総支部長・丸尾圭祐氏や福岡1区の地方議員らと福岡市博多区の川端商店街を練り歩き、店主らに笑顔で丸尾氏への支援を訴えて回った。練り歩きには丸尾氏が秘書を務めた野田国義参議院議員も同行した。
衆議院3補選いずれも立憲が制してから初の福岡入りということもあって、買い物に訪れた市民の注目も高く、泉代表は、若い世代との写真撮影にも気さくに応じ、同党の政策アピールを行った。
午後から、泉代表は、早良区にある西新中央商店街を3区総支部長・仁戸田元氣氏や3区の地方議員などと練り歩き、市民にアピール。午後2時半から、「ももちパレス」で開かれた集会には、約100人の支持者や支持団体などが集まり、活発な意見交換が行われた。トークセッションでは、仁戸田氏の質問に答えるかたちで、泉代表が「3つの補欠選挙で、野党が勝ったから岸田首相が反省しているかというとそれは大間違いだ」と指摘したうえで「企業団体献金については触らず、システムを温存し、これからも金が入ってくるようにしている」と批判した。
本気度が問われる政治改革
会場からの質疑応答では、30年間賃金が上昇しない一方で、手取りが増えないのは、社会保険料負担によるものが大きいと指摘し、見直しを求める声や、子育て支援とともに就職氷河期世代に対する支援を求める意見などが出された。また、「自民党政治の体たらくは国民を愚弄しており、許すことはできない。2009年の政権交代のように300議席以上、獲得してください」との声に会場から拍手が起こった。
集会後、泉代表は、記者団の取材に応じ「自民党の改革案は、小粒のもので政治とカネの問題を変えるものではない」と述べ、「本丸である政策活動費、政治資金パーティー、企業団体献金の廃止、ここに自民党が手立てをとれるのか問われる」と自民党がかたちだけの政治改革で幕引きとしないか注視し、「国民世論で、政治家に厳しい政治改革を実現したい」と決意を語った。
また、仁戸田氏への期待について、「自治体議会で長く活動してきて、富の偏在ではなく多くの地域で暮らす人々がお金をもってこそ、地域経済は回るとの思いで活動してきた」と評したうえで、「地域を中心とした立憲民主党の考えにぴったりな人材で、政治の文化を変える若手のリーダーとなることを期待している」と語った。
この他、福岡5区内においても、5区総支部長の堤かなめ衆議院議員や地方議員との遊説活動が行われた。
【近藤 将勝】
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