2024年11月22日( 金 )

筑邦銀行、24年期決算 税金負担減で純利益が大幅増

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 (株)筑邦銀行(本社:久留米市、鶴久博幸代表)は5月10日、2024年3月期の連結決算を発表した。これによると経常収益は前期比4.2%増の180億2,300万円、経常利益は同16.5%増の11億8,200万円、当期純利益は同75.0%増の10億5,600万円の増収増益となったことがわかった。

 経常収益の増加は、役務取引等収益や株式等売却益が増加したことなどが要因。当期純利益の大幅な増加は、経常利益が増加したことに加えて、税金などの負担が減少したため。

 セグメント別に見ると、銀行業の経常収益は、役務取引等収益や株式等売却益が増加したものの、有価証券利息配当金の減少により資金運用収益が減少したことなどから、同8億3,500万円減の115億4,000万円、経常利益は与信関係費用が減少したものの、営業経費が増加したことなどから、同11億1,900万円減の10億6,400百万円となった。

 リース業の経常収益は、リース売上高が増加したことなどから、同1億2,200万円増の65億9,000万円。経常利益はリース売上原価や与信関係費用が増加したことなどから、同1億5,000万円減の6,200万円だった。

 25年3月期の業績予想については、経常収益179億8,500万円(前期比0.2%減)、経常利益12億6,500万円(同6.9%増)、当期純利益9億1,000万円(同13.9減)としている。

【田中 直輝】

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