2024年11月25日( 月 )

HYUGA PRIMARY CARE、25年3月期の増収増益見込む

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 HYUGA PRIMARY CARE(株)(本社:福岡県春日市、黒木哲史代表)は14日、2024年3月期の連結決算を発表した。それによると売上高82億8,500万円(24年期から連結決算を開示したため前期比はなし、以下同じ)、営業利益7億1,000万円、経常利益7億1,600万円、当期純利益4億4,100万円。だった。

 セグメント別の状況を見ると、在宅訪問薬局事業は、対応する在宅患者の平均年齢が83歳であり、新型コロナ感染症による重症化リスクが高いため、治療薬の流通量が下がらず、いまだ多くの在宅患者に届けている。依然として後発医薬品の供給制限が発生し、薬価差益の高い商品の取り扱いが一部困難になっており、薬価差益の低い医薬品の売上構成が高まり、下期は当初想定より医薬品の仕入原価率が2%程度高く推移したことなどから、売上高65億3,100万円、セグメント利益6億3,500万円となった。

 きらりプライム事業は、中小規模の薬局と提携し、効率的な在宅薬局の運営ノウハウの提供、人材研修、24時間対応のためのオンコール体制の支援、在宅薬局特化型の在宅訪問支援情報システム(ファムケア)の貸与、医薬品購入支援などのサービスを行うもの。同事業は、売上高8億3,600万円、セグメント利益は4億8,500万円となった。

 25年3月期の業績については、売上高94億5,500万円(前期比14.1%増)、営業利益9億2,900万円(同30.9%増)、経常利益8億8,900万円(同24.1%増)、当期純利益6億1,800万円(40.2%増)の増収増益を見込んでいる。

【田中 直輝】

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